ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種について(2価・4価・9価ワクチン)

更新日:2023年03月28日

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの積極的勧奨が再開されました

HPVワクチンは、平成25(2013)年6月から、積極的な勧奨を一時的に差し控えていましたが、令和3(2021)年11月に、専門家の評価により「HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当」とされ、原則、令和4年4月から、他の定期接種と同様に、個別の勧奨を行うこととなりました。

HPVワクチンに関してのご相談は、こちら(リンク先)をご覧ください。

令和5年4月からHPV9価ワクチン(シルガード9)が定期接種に加わります

9価ワクチンは、これまで使用されていた2価・4価ワクチンよりも多くのHPVの遺伝子を標的としており、子宮頸がんの罹患率の減少などが期待されています。
接種回数及び交差接種については、下記の「ヒトパピローマウイルスワクチンについて」をご覧ください。

9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(定期接種版)
9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(キャッチアップ版)

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて

HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。

2価ワクチンと4価ワクチンは、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐことができます。

9価のHPVワクチンは、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPV※の感染を予防することができます。
※16型、18型、31型、33型、45型、52型、55型

1.対象者(キャッチアップ接種を含む)

こちら(リンク先)をご覧ください
※HPVワクチンを自費で受けた方の償還払いはこちら(リンク先)をご覧ください。

2.接種方法

2価ワクチン(サーバリックス)

1ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
ただし、上記方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回行った後、初回1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて1回行う。

4価ワクチン(ガーダシル)

2か月の間隔をおいて2回行った後、初回1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回行います。
ただし、上記方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回行う。

9価ワクチン(シルガード9)

3回接種の場合

2か月の間隔をおいて2回行った後、初回1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回行います。
3回の接種をする場合、1年以内に3回の接種を終了することが望ましい。

※2回目及び3回目の接種が初回接種の2か月後及び6か月後にできない場合、2回目接種は初回接種から少なくとも1か月以上、3回目接種は2回目接種から少なくとも3か月以上間隔を置いて行う。

2回接種の場合

9歳以上15歳未満の女性は、初回接種から6~12か月の間隔を置いた合計2回の接種とすることができす。
2回の接種をする場合、13か月後までに接種することが望ましい。

※2回目の接種を初回接種から6か月以上間隔を置いて実施できない場合、2回目の接種は初回接種から少なくとも5か月以上間隔を置いて行う。
※2回目接種が、初回接種から5か月後未満であった場合、3回目接種を行う。この場合、3回目の接種は2回目の接種から少なくとも3か月以上間隔を置いて行う。

交差接種について

同じ種類のHPVワクチンで接種を完了することを原則としていますが、すでに2価あるいは4価HPVワクチンを用いて接種の一部を終了している方が残りの接種を行う場合には、適切な情報提供に基づき、医師と被接種者等がよく相談した上で、9価HPVワクチンを選択しても差し支えありません。

3.持ち物

・本人確認書類(健康保険証、運転免許証など)
・予診票
・母子健康手帳(接種記録を確認するため必要です)

4.実施医療機関

市内医療機関のほか、県内の実施医療機関で接種を行っています。
事前に医療機関へご連絡ください。

市内実施医療機関名
医療機関名 電話番号
男鹿みなと市民病院 23-2221
長谷川医院 24-5151
鹿嶋医院 33-2035
脇本クリニック 25-2212
ふるやファミリークリニック 22-2220
男鹿加藤診療所 22-2001
よしだ内科クリニック 22-6060
佐藤医院 46-3013

5.接種費用

無料(接種期間を過ぎると全額自己負担になります)