【公募】集落のトーさん・カーさんの笑顔を増やす!男鹿を元気にしてくれる地域おこし協力隊を募集します。


地域内外の人をつなぎ、地域で暮らす人々の笑顔と男鹿ファンづくりへ!
「ナマハゲの里」で一緒に地域づくりしませんか?
今回募集する地域おこし協力隊のミッションは、地域住民同士や地域内外の人々を「CONNECT(繋ぐ・結ぶ)」するイベントを開催したり、地域のために「〇〇したい・してみたい」といった想いを実現させるためのサポートを通して、集落のトーさん・カーさん(父さん・母さん)が笑顔で楽しく過ごせる日常をつくり、地域の元気を保つ・増やすお仕事です。また、この活動を通して、地域の方々が地元の魅力を再認識する機会や主体的な活動の促進、男鹿ファンづくりなどにも繋げていただきたいと思っています。
人口減少や高齢化でこれまで地域で行われてきた行事やイベントが少なくなり、地域の元気が少しずつなくなっている中で、男鹿市では住民同士のふれあいの機会の増加や地域の活性化に取り組んできました。また、近年増加している地方移住に対しても、支援制度の拡充や情報発信に力を入れており、少しずつですがその成果も出てきているところです。
それに伴って起業や新たな事業の動きも活発化してきており、民間企業と連携した新たな「まちづくり」の動きに合わせて、積極的に地域と関わってくれる若い世代も増えています。
こういった動きをさらに後押しするために、この度男鹿市では、「地域の豊かな日常・笑顔を保ち、地元の魅力や課題の再認識や地域住民の主体的な活動につなげる支援」と「移住定住サポート」の2つを業務とする地域おこし協力隊を募集します。
男鹿市9つのエリアの特色とサポート体制

男鹿市は、秋田県沿岸部のほぼ中央に位置し、広い海・ダイナミックな海岸線など豊かな眺望が広がるまちです。また、種類豊富な海の幸と、内陸部では名産の男鹿梨や若美メロン、稲作などの農業も盛んで、豊かな食の恵みも魅力です。市内は大きく9つのエリアに分かれており、それぞれに特色があります。そのうち市役所本庁と支所がある船川と若美を除いた7つのエリアには、地域づくりの拠点としてコミュニティセンターが設置されており、そこに配置されている集落支援員や先輩の地域おこし協力隊があなたにとっての最初の仲間となります。


地域おこし協力隊としてのスタート時は分からないことだらけで不安だとは思いますが、こういった仲間たちや市の担当者が地域との繋がりづくりや日々の活動、生活に対する相談まで、あなたのこれまでの経験や強みを活かして活躍できるよう「協力隊としての最初の一歩」をサポートします!
担当職員から~地域の人たちが自分らしく、楽しく暮らせる基盤をつくりたい!~
男鹿市企画政策課 地域おこし協力隊担当 伊藤 大輔

集落では高齢化も進んでいるので、若い世代やこどもと触れ合える機会があるだけでも喜んでもらえます。何より皆さん優しい!私や家族もご近所の皆さんには良くしてもらっています。
まずは、住民同士の交流が増えるだけでも良いし、さらには移住者や地域外の人たちと触れ合う中で、「男鹿ってやっぱり良いところなんだ」と地域の人が気づいてくれたり、男鹿のファンが増えていったりするといいなと思っています。
将来的には「ここの集落や町内の人たちはいい人ばっかりだから、移住してしまおう!」なんていう人が出てきたら最高です。
決して華やかな仕事ではないけれど、これからの男鹿で人口減少が進んだとしても、持続的に男鹿らしく、地域の人たちが自分らしく、楽しく暮らし続けられる重要な基盤になる活動だと思っています。しっかりサポートしますのでお気軽にお問い合わせください。
活動内容
地域おこし協力隊の活動として、あなたにお願いしたいことは次のとおりです。
1. メイン業務(地域づくり)
町内会や集落支援員らと連携した地域内外の人をつなぐ交流イベント(OGA CONNECT:おがこねくと)等の企画及び開催や、地域行事の継続に向けたサポート、また、地域のためにアクションしたい人をサポートする活動のほか、SNSを活用して自身の活動内容や地域の魅力を発信していただきます。
【目指す地域の状況】
- 地域の豊かな日常と住民の元気や笑顔を保ち、増やす
- 地域住民が地域外の人や移住者とも触れ合うことで、地域の魅力や課題を再認識していく
- 地域の持続可能性への意識醸成と主体的な活動の促進
- 関係人口やコミュニティの拡大
- 「(地域のために)こんな事をしてみたい」と思っている人が、小さくても活動を始めていける
例えば次のような地域の行事や体験を取り入れたイベント企画などもおもしろいと思います。
- 田植えや稲刈り、果樹・野菜収穫などの農業体験
- 地域の食文化体験
- トレッキング、釣り、スキューバダイビング、パラグライダーなど地域にあるコンテンツを活かしたアウトドア体験
- 大晦日のナマハゲ行事への参加や準備作業のお手伝い
- 寒風山山焼き体験
2. サブ業務(移住定住サポート)
1をメインの活動としながら、男鹿市への移住を希望または検討する方に対し、「男鹿市の魅力的なヒト・コト・モノを広く発信し、移住定住に向けたサポート」も行っていただきます。
- 市職員と一緒に、主に東京圏で開催される移住・交流イベントでのPR活動
- 市職員と連携した移住相談対応等のサポート業務
- 移住体験住宅の運営サポート
こういった活動のためには、1での地域住民との日々のコミュニケーションを通じた情報収集や繋がりづくりが活きてきます。また、地域内外のニーズを感知し移住(検討)者と地域を繋げるような企画も可能になると思います。
地域おこし協力による情報発信
各種SNS(Instagram、X、Facebook、YouTube)や男鹿市の移住定住ポータルサイト「おが住」を通じて情報発信を行っています。
こんな方にオススメ
- 老若男女問わずコミュニケーションを楽しめる方
- 地域の未来のために、地域の課題を一緒に考え、地道に取り組みたい方
- 地域の良さ・魅力を発見し、広く発信してみたい方
- 「できること」より「やってみたい」気持ちを大切にできる方
望む人物像
- 伝統文化や地域の行事に興味のある方
- 地域の文化やルールを尊重できる方
- 不便さも含めて田舎暮らしを楽しんでみたい方
一緒に働く仲間
男鹿市地域おこし協力隊 浅井 安奈 さん

ここ男鹿で地域内外の人が出会うことで、男鹿の良さや魅力に改めて気づくきっかけが生まれてくれればと考えています。
これまでは移住フェアや小規模イベントを開催しても、なかなか地域の方々に参加いただけないことが多くありました。ですが、昨年に企画・開催した「ジオカフェ」(※1)を契機に集落支援員の方々との交流が増え、さらに今年の「おがこねくと」(※2)では市外の方たちと地元の方が一緒に楽しめる場をつくることができました。
男鹿にはイベントの題材になるコンテンツが豊富なので、今後も協力隊が関わりながら、こうした活動が広がり、育っていくことを願っています。
(※1・2については後述の活動事例を参照)
集落支援員 越後 さわ香 さん

海沿いの椿地区で集落支援員として、「地域食堂」の開催や地域活動団体のサポート、高齢者の見守りなど地域に密着した活動を行っています。
協力隊と連携して開催した「おがこねくと」では、互いの強みを活かして協力し合い、地域を新たな視点で見直す貴重な機会になったとともに、協力隊の発想力と行動力には大きな刺激を受けました。また、このイベントでは参加した地域内外の方々が男鹿の魅力を体感し、新しいつながりが生まれたことが何より嬉しかったです。
これからのワクワクする地域づくりのために、ぜひあなたの力を貸してください!
男鹿でお待ちしてます!
先輩隊員の活動事例
事例1【ジオカフェ】
男鹿半島・大潟ジオパークの魅力を広く知ってもらいたいとの想いから、地域住民(移住者)の自宅を会場に、みんなでお茶やお菓子を楽しみながら、ジオパークについて気軽に学べるイベント「ジオカフェ」を企画・開催。現在ではジオパークガイドの会が引き継ぎ、開催しています。

事例2【OGA CONNECT(おがこねくと) Vol.1】
令和7年度新規プロジェクト
協力隊と集落支援員が連携し、「男鹿でつながる、男鹿からつながる」をキーワードに、男鹿の魅力を体感しながら新たな交流やつながりづくりを目的として、男鹿半島を舞台とした交流イベントを展開し始めました。
第1回は、この夏に戸賀浜でビーチクリーン&バーベキューを実施。市外からも多くの参加があり、早速、参加者同士で新たなCONNECTが生まれていました。今後も市内のいろんな場所で、人と人、人と地域を「CONNECT」していきます。
今回募集する隊員には引き続き、「OGA CONNECT」のコンセプトのもとイベントを企画・開催し、このプロジェクトを育ててもらいたいと思っています。


事例3【移住フェア等への参加】
主に首都圏で開催される大規模移住イベントへ、男鹿市として市の職員と一緒に参加し、男鹿暮らしの魅力や支援制度、地域おこし協力隊の活動などをPRしています。
また、男鹿市単独の交流イベントも企画し、東京駅近くにある「秋田暮らし・交流拠点センター アキタコアベース」などを会場に開催しています。

海も山も、さらにはナマハゲもいる男鹿だからこそ楽しめる暮らし
男鹿市は、秋田県沿岸部のほぼ中央、日本海に突き出た男鹿半島の大部分を占める人口約23,000人弱の市です。三方が海に開かれていることから種類豊富な海の幸と、内陸部では名産の男鹿梨や若美メロン、稲作などの農業も盛んで、豊かな食の恵みが魅力です。
青い海と緑の山々、そして湖と変化に富んだ美しい自然景観は、男鹿国定公園の指定を受け、さらには7,000万年前からの日本列島や男鹿半島の成り立ちを知ることができる地質遺産が多く残っていることから、東部に隣接する大潟村と合わせて「男鹿半島・大潟ジオパーク」として日本ジオパークにも認定されています。
さらに、ここ男鹿半島で古来から受け継がれている民俗行事「男鹿のナマハゲ」は、全国10行事からなる「来訪神:仮面・仮装の神々」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されており、市民にとっての大切なアイデンティティでもあります。
これらの豊富な資源を有することから、男鹿は秋田県を代表する観光地となっています。
夏には「日本海メロンマラソン」や「男鹿ナマハゲロックフェスティバル」、「男鹿日本海花火」、冬には「大晦日のナマハゲ行事」や「なまはげ柴灯(せど)まつり」といった男鹿を象徴する行事やイベントのほか、最近では男鹿駅前広場で開催される市民参加型のイベントも多くなり、まちの賑わいが増えてきています。

男鹿を彩るイベント

男鹿駅前広場でのイベント風景
男鹿での暮らしをちょっとだけご紹介(担当者目線)
市のシンボル「寒風山」は頂上付近まで車で行ける絶景スポット。半島の西北端「入道崎」の夕日も必見(時々一人で黄昏タイム)。
春や秋には散歩しながら道端の山菜をゲット!
夏は海水浴はもちろん、娘を連れてキャンプやBBQ、鵜ノ崎海岸での磯遊び、海釣りやSUPなどのマリンスポーツのほか、この時期県内各地に出没する「ババヘラ」を堪能。メーカーごとの味の違いが分かったら通です。
休日は「道の駅おが(オガーレ)」で新鮮な海産物(晩酌のツマミ)を物色。漁獲量は減って寂しいけど冬になるとハタハタが食べたくて仕方がない。
大晦日はナマハゲになったり、自宅でお迎えしたりで結構忙しい。そして元旦は前日の疲れで大概寝て終わる。年に数回大雪の日はあるけど、年間の降雪量はほかの地域に比べて多くない(たまの雪かきもいい運動)。

男鹿の自慢の景観
活動のロードマップとポイント
【1年目 インプット時期: 地域を知り、地域になじむ】
- 担当職員の指導やサポートのもとで、まずは業務や環境に慣れ、地域の関係者とのつながりづくりをする。
- 地域や集落支援員との関係づくりのなかで、各地域の魅力や課題を知る。
- ナマハゲ行事などの地域行事やイベントへ参加する。
- 地域の魅力や男鹿暮らしについて発信する。
- 市職員と一緒に、首都圏等で開催される移住・交流イベントでのPRや相談対応を行う。
- 活動に必要な研修を受ける。
【2年目 アウトプット時期:地域での実践と新たなつながりをつくる】
- 地域交流イベントの企画及び開催(3~6回/年程度)をする。
- 地域行事等への積極的なお手伝いをする。
- スキルアップや起業・独立に向けた研修会に参加する。
【3年目 引継ぎ時期:後輩隊員や地域へのノウハウの引継ぎをする】
- 引き続き、地域交流イベントの企画及び開催(3~6回/年程度)をする(地域が主体になっていけるようにサポートする)。
- 任期終了後の定住を視野に入れた活動をする。
【任期後の働き方イメージ】
- 移住コーディネーター
- 空き家コーディネーター
- 集落支援員(市の会計年度任用職員)
- プロジェクトマネージャー
- 個人事業主、起業
- 民間企業への就職
詳細はこちらの活動プログラムを確認下さい。
任期中3年間のスケジュール感や任期終了後のイメージです。
主な支援制度
【移住・定住支援(協力隊も対象となるもの)】
- 移住活動支援補助金(本募集の応募に際し、下見や着任する場合の住居決定などのために男鹿市を訪れる際の交通費の一部を補助:上限2.5万円)
- 男鹿暮らし移住応援助成金(10万円/世帯、妊婦または18歳未満のこども一人につき10万円加算 ※協力隊任期終了後に申請可能)
- 地域おこし協力隊起業支援補助金(上限100万円)
【子育て支援】
4つの無償化を実現!
- 保育料無償化(5歳児まで)
- 給食費無償化(中学校まで)
- 医療費無償化(高校まで)
- 保育施設でのおむつ無償化(2歳児まで)
5つの補助金・給付金
- 妊婦さん応援給付金(妊娠している方に5万円+あきた出産・子育て応援給付金2万円+お腹のなかのこどもに5万円/人)
- お誕生おめでとう祝い金(生まれたこどもに10万円/人)
- 在宅子育て支援給付金(在宅で子育てしている保護者に、こども1人あたり1.5万円)
- 入学準備助成金(小学校3万円、中学校6万円、高校10万円)
- 子育て世帯住まいづくり応援補助金(住宅を新築する際に100万円)
男鹿市へのアクセス
- 秋田新幹線こまち:東京駅-秋田駅(約4時間)
- 飛行機:羽田空港-秋田空港(約70分)
- 自動車:秋田市-男鹿市(約50分)
給与・待遇・福利厚生等
【給与等】
- 月額 178,470円(30H/週)+年2回の期末及び勤勉手当:約41万円/回
- 通勤距離により通勤手当を支給
【待遇・福利厚生】
- 社会保険(健康保険・厚生年金)、雇用保険、公務災害補償制度に加入します。
- 年次有給休暇は、「男鹿市会計年度任用職員の勤務時間、休暇等に関する規則」により付与します。
- 任用期間中の住居は月額5万円を基準として市が借り上げ、貸与します(引越費用や水光熱費等は自己負担です)。
- 活動に必要な消耗品や活動に関連し出張する場合の旅費等は予算の範囲内で市が負担します。
- 活動用のPC、車両等は市が用意します。(協力隊共用・私的利用は不可) ※当市での生活では移動手段として自家用車が必要不可欠です。マイカーの持ち込みを推奨します。
- 定例的に報告や話し合いの場(活動や生活の悩み相談)を設けます。
- 副業は本来の業務に支障がない範囲で可能です(事前の届け出が必要)。
募集要項・応募様式
勤務条件や応募方法等についての詳細は、下記の「男鹿市地域おこし協力隊募集要項」をご確認ください。
男鹿市地域おこし協力隊募集要項 (PDFファイル: 202.0KB)
【参考】特別交付税措置に係る地域要件確認表 (PDFファイル: 1.1MB)
応募する前に協力隊についてのご相談も承ります!
◆仕事の内容をもう少し明確に知りたい。
◆応募要件のことで相談したい。
◆男鹿市での生活について詳しく聞きたい。
◆応募する前に、一度男鹿市を訪れてみたいなど
オンラインやメールでご質問・ご相談に対応いたします。
一人で悩む前に、まずはお気軽にお問合せください。
おわりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私たちは、外から来たあなたの「ちょっと違う視点やアイデア」を必要としています。未経験なのは当たり前、これまでのお仕事が全く違うものだったり、学生だった方でも問題ありません。
まずは「地方を元気にしたい」、「誰かの役に立ちたい」、「地域や人とつながることで自分の世界を広げたい」そういった想いがあれば十分です。そして、活動を通して男鹿市のことを好きになってくれれば最高です!
はじめての田舎暮らしに不安もあるでしょうが、大丈夫です。あなたの「やってみたい」を私たちがサポートします。
地域おこし協力隊は、地域の力になるお仕事です。自然・人・時間、都市部では得られない豊かさのある新しい場所で、新しい仲間と、新しい自分を見つけるチャンスです。ナマハゲさんも私たちも、皆さんのご応募をお待ちしています。
この記事に関するお問い合わせ先
企画政策課 移住定住促進班
電話番号:0185-24-9122
ファックス:0185-23-2922
〒010-0595
秋田県男鹿市船川港船川字泉台66-1
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2025年10月01日