漢の武帝に桃を捧げる図

更新日:2021年03月31日

着物を着た男性と女性、馬の絵が描かれている作品
漢の武帝に桃を捧げる図の詳細

名称

漢の武帝に桃を捧げる図

所在地

男鹿市船川港本山門前28(赤神神社)

種別

有形文化財(歴史資料)

指定年月日

平成8年3月29日 市指定文化財

 本図は白鹿が引く車に乗った武帝に西王母(せいおうぼ)が桃を捧げ、五色の蝙蝠を従えているものである。この製作年代は14世紀、中国で描かれたものといわれています。赤神神社所蔵の梅津本「本山縁起」では、慈覚大師が描き、御神体としてきたと記されており、菅江真澄著「男鹿の秋風」によると、寛文3年(1663年)に根田俊興らが裏打補修し、宝永元年(1704年)に日積寺別当永禅院主法印宥健や下社家の金氏らが表具したと記されています。その後、明治14年(1881年)1月に赤神神社氏子により修復されているが、掛軸裏面に残る墨書で分かります。当資料は、美術史のみでなく、赤神神社の縁起にもかかわり、鎌倉時代の男鹿を考察する上で貴重な資料となっています。

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