近世紀行文「鹿の細道」「雄鹿記行」

更新日:2021年08月05日

雄鹿紀行と書かれた古い書物の写真
「鹿の細道」「雄鹿記行」について

名称

近世紀行文「鹿の細道」「雄鹿記行」

所在地

男鹿市船川港船川字泉台66-1 男鹿市

種別

有形文化財(古文書)

指定年月日

平成14年3月13日 市指定文化財

所々、古いシミで汚れた書物の見開きの写真

 この 『鹿の細道』は江戸時代の漢学者である益戸滄洲(ますとそうしゅう)が宝暦4年(1754年)に10日間男鹿半島に来遊したときの紀行文です。
『雄鹿紀行』は吉川五明による著作で、吉川五明は俳人として名高く、奥羽四天王の一人とされています。これは天明元年(1781年)に来遊した際の紀行文です。これは益戸滄洲の男鹿来遊の27年後であり、巡るコースも益戸が旧若美町から北海岸に抜ける左周りなのに対し、吉川は脇本、船川、門前、北浦と右回りを取っています。いずれの紀行文も文学的な価値のみならず、当時の男鹿半島の風土を知る上でも重要な資料といえます。

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