市長だより 令和7年3月

更新日:2025年02月28日

男鹿日本海花火打上の花火師が「現代の名工に!」

男鹿の花火を打ち上げてくれている、北日本花火興業社長の今野義和さんが「現代の名工」(卓越した技能者)になりました。「男鹿日本海花火」は、昨年で20回となりましたが、今野さんがズーッと打ち上げております。

現在、今野さんは60歳です。この若さで現代の名工に選ばれる人は、花火師だけでなく他の業界でも珍しいそうです。28歳の時に初めて音楽と花火をコラボして創造花火を打ち上げました。創造花火の草分けで、現在も創造花火の第一人者です。また、キャラクターなどを花火で表現する「型物」でも第一人者です。そして、常にチャレンジして進化しようと精進している凄い男です。

こんな素晴らしい人が、男鹿の花火を打ち上げていることを誇りに思います。男鹿の花火は全体のテーマを持ち、最初から最後まで素晴らしい音楽とともにオリジナルな花火が打ち上がります。こんな花火大会はどこにもありません。しかも、男鹿は場所がよく、打上場所から近くて臨場感があり、海風が吹き花火の色がいい。MCも上手く、会場内に一体感があります。また、花火・観客・スタッフなど、全体も手作り感があって親しみやすさがあります。この男鹿の花火をもっともっと広めて、多くの人に花火を観て幸せになって貰いたいものです。

今野さんが、「100年前の遺伝子を引き継ぎ、100年後に遺伝子を遺していく」と言った言葉がとても印象的でした。大空をキャンパスに描く芸術を、進化を繰り返しながら、子々孫々に遺していって欲しいものです。

   ナマハゲは、山から来て、山に帰る。「神は、いると思った!」

今年の「なまはげ柴灯まつり」も、3日間で4800人を数え、国内外の観客で賑わいました。この昔からの伝統を引き継ぐ行事は、都会の・外国人にも興味を引くようです。

「ストーリー性があり、素晴らしいエンターテインメントである」との感想もありました。なまはげ太鼓のもと、松明を持って山から下りてくるナマハゲにそう感じた人もいるでしょう。また、ナマハゲ下山の時、「古(いにしえ)の魂が現代に甦る神秘性と力強さを感じた」との話がありました。しかし、私が一番感心したのは、山に帰る「神のナマハゲ」に、宮司の 「二礼二拍手一礼」に合わせて会場の皆さんが「二礼二拍手一礼」する光景でした。会場内に響く柏手の反響は凄いものでした。

「山から下りてきて、山に帰っていくナマハゲに神を感じた」との投稿もありました。「神は、いるかどうかはわからないが、いると思っていい生き方をすれば間違いない」と思います。私たちは、「ナマハゲの文化」、家族愛・地域愛・誠実・明朗・忍耐などを広く発信していきたいものです。

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