市長だより 令和7年2月

更新日:2025年02月06日

男鹿市の自殺者がゼロ

令和6年1月から11月までの期間、男鹿市民の自殺者がゼロでした。毎年、年間6人ほどいるそうです。今回の結果は、自殺予防の取組だけでなく、産業の活性化・雇用増大など、明るい話題が影響していると思います。皆さん、尚一層、横連携して、オール男鹿で頑張りましょう!!

ちなみに全国の資料では、男性の自殺者が女性の2倍も多くなっています。また、自殺の原因は、健康の理由が断トツに高く、二番目が経済・生活、三番目が家庭で、二番目の理由に限っては、男性の自殺者が女性の7倍近くであるのも驚きです。

秋田県は、令和6年11月末までの自殺者数が176人で、全国と比較して自殺率が高く、その中で男鹿市がゼロということは、喜ばしいことです。他の市町村にもいい影響になります。

 

  男鹿なまはげカップ柔道大会

東北六県と北海道からの参加もあり、小中学生選手571名、観客を合わせると2日間で3700名ほどの人で、大盛会でした。

この規模の大会を全て柔道関係者が企画運営しており、当事者意識をもって運営する姿を見習いたいものです。

指導者の皆さんはとても熱い人達で、柔道が好きで、「子どもたちにも柔道を好きになってもらいたい」との一心でした。この小中学校という裾野での地道な活動が、オリンピックで活躍する柔道日本を支えているのだと思いました。

また、柔道は「心・技・体」と、いいます。心が一番大事です。人間力を高めるこの競技は、「なまはげの里フィロソフィ」に通じるものがあり親しみが持てます。

そして、そのような大勢の方々に、お土産の販売など観光にもっと結びつけたいものです。

 

  町内会役員選挙

正月に、男鹿中のある町内会を訪問したところ、町内会の総会で役員選挙を行い、懇親会を行っているところでした。仲の良い人たちで、楽しく酒を飲み交わしており、羨ましいと思いました。

それにしても、投票で役員を選ぶとは驚きました。どこの町内会も役員のなり手不足で困っています。ここでは「選ばれた人は、断らない」という約束になっているそうです。

ある民俗学者の本にあった、「昔の日本の村社会は物事を決める時に、何日にもわたって談合し、全会一致で無ければ決しなかった」との話を思い出しました。また、30年ほど前に男鹿の神社でも、普請の際、氏子が時間をかけて全会一致まで協議したことを思い出しました。

町内会の役員の選挙だけでなく、PTAの役員選出などでも見習いたいものです。「やって欲しい人」を選ぶこと、選ばれた人は「皆さんのために受けること」です。「利他の心」で頑張りましょう。

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