市長だより 令和7年1月
魅力いっぱいな男鹿!! ~市民を幸せにしたい~
新年、あけましておめでとうございます。
年末に2つの小学校の閉校式がありましたが、子どもたちの「祖先がいたから、自分たちがいる。この地域を守っていく」との言葉に元気をもらいました。また一方で、「男鹿市はなくなるのだろう」という話を市政懇談会で聞きました。黙って何もしないでいると消滅するかもしれません。オール男鹿で、市民みんなで前向きに、自分たちができることに取り組んで、男鹿を進化させていきたいものです。
今年、私たちの大好きな男鹿は、 船川港の活性化、何カ所ものホテルの進出、パックライス工場の建設、高級魚の陸上養殖など、大きく飛躍しようとしています。
以下、私たちが市民参加で取り組めることを述べてみます。
旅の魅力
旅先の人のちょっとした優しさに触れたことが、一生忘れられない旅の思い出になります。ある作家が、若い頃に「寒風山への道を歩いている時、ダンプの運転手が止まって乗せてくれて、リンゴをもらった。帰りにまた、そのダンプと出会い駅まで送ってもらった」との話に感動しました。
男鹿に住む私たちが幸せでなければ、このような細やかな優しさは出てきません。まずは明るい笑顔のあいさつを心がけましょう。そして、この笑顔と優しさは、観光だけでなく地域づくりにもなります。
企業の社会貢献
健康づくり・子育て支援・地域づくりなどに、企業の果たす役割は大きいものがあります。仕事は、困っている誰かの役に立つためにあります。また、どんな小さな企業でも、大事な市民の雇用の場でもあります。
市役所では毎朝、全庁で「朝礼」を行い、「あいさつ練習」と「意識の高揚」に努めています。民間でも、朝礼の実施により「いい毎日のスタートをきる」ことをお願いします。
プレイヤーである民間が動けば、男鹿は変わります。
ナマハゲの大切さ
ナマハゲは、鬼ではなく神様です。厄を祓い、福をもたらします。また、男鹿半島で行われている伝統行事でもあります。「嘘をつかない」「前向きに」「誠実に生きろ」と諭してくれます。「ナマハゲの里フィロソフィ」は、子どもの頃、親の膝に抱かれて教えられた、人間の規範です。男鹿のナマハゲの本質を発信していきましょう。
Uターンのお願い!
孫のいる年頃の男性に言われました。「私たちの頃は地域で就職ができなくて、東京まで行った。今は、男鹿に就職先ができてよかった!」とのことでした。洋上風力・ホテル・パックライス・農業・建設業・福祉など雇用の場があります。
自分の一生をかけても後悔しないような職場づくりに、市役所も一緒に支援していきます。
また、高齢者の職場もあります。「生涯現役」で、頑張りましょう!
儲かる福祉
福祉とは、人を幸せにすることです。人生はまず、健康が一番です。そのためには、運動する習慣を身につけることです。「健康ポイント」などのイベントを通して、健康づくりを行っていますが、保険料や診療費の削減にまで繋がっていません。自分の健康で男鹿市にも貢献できます。運動を頑張りましょう!
また、「高齢者に優しいまちづくり」をめざして、「要介護者の介護度を下げる、介護施設から卒業さる」取り組みも行います。
ゴミの減量化
市民が頑張ることですぐに成果が出てきます。目標である「一日一人当たり500g」を達成することで、年間3500万円ほどの削減ができます。
皆さんが具体的に取り組める対応として、「シチズンチャレンジ」を推進しています。1.「ギュッと、ひとしぼり」2.フードロス削減3.紙製品のリサイクル。
ごみの減量化は、「すべてのモノを大切にする心」に繋がります。ごみの減量化に「チャレンジ」!
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地方の時代です。「子育てと、いい人生は男鹿で」。男鹿の素晴らしさを大いに発信し、訪れる多くの人と周りの人を幸せにできれば、私たちも幸せになります。
今年一年も、自分以外の誰かのために頑張る「利他の心」で、頑張りましょう。
更新日:2024年12月27日