市長だより 令和6年8月
非認知能力の向上=あいさつ運動
非認知能力とはテストの点数では測れない「心の力」であり、「明るさ・前向きさ・ガマン強さ・思いやり」など、社会の中でよりよく生きるために役立つ力です。非認知能力を高める出発点は、「おはようございます!」「こんにちは!」というあいさつです。
船越小のあいさつ運動に参加しました。子どもたちの元気あふれるあいさつからパワーをもらいました。男鹿東中のあいさつも素晴らしく、地域の方から「登下校の東中生があいさつをしてくれ嬉しい、元気が出た」との話がありました。他の小・中学校でも地域の皆さんが参加してあいさつ運動を進めており、子どもたちのあいさつは非常に良くなっています。
今、幼児教育の大切さが言われています。その一つが非認知能力の育成です。「三つ子の魂、百までも」、幼児からあいさつ運動に取り組みたい。
なまはげのイラストをあしらった「明るいあいさつ運動バッジ」と「明るいあいさつ運動の旗」をつくりました。市民の皆さん、バッジをつけて、明るいあいさつに取り組みましょう。
「他者と自分の幸せのために」
企業の皆さん、旗を掲げて明るいあいさつに取り組みましょう。「企業が変わると、地域が変わる」 全ての職場で、朝礼を通して、明るいあいさつ練習に取り組みましょう。
市役所でも、毎週月曜の朝、当番の職員があいさつ運動に取り組んでいます。私たちの大好きな男鹿の未来のために、「なまはげの里フィロソフィ」を学び、あいさつ運動を実行しましょう。明るいあいさつが、市民・家族・職場・周囲の人たちを幸せにします。
漁村を守る人たち
象潟から岩舘までの漁師が集まり、第58回海難救助訓練大会が船川漁港で開催されました。海難救助は、冬の海など危険を伴う状況で行われることが多いです。訓練大会では、心肺蘇生法・もやい綱投てき・救命索発射器操作法・ゴムボート操法が行われました。
参加者は皆、現役の漁師です。歳はとっても、漁で鍛えられた負けじ魂と、若者に負けない技能、根性があります。昔から漁師は歩けなくなっても、船に乗るとシャキッとすると言われています。
しかし、漁業の衰退は著しいものがあります。漁師たちからは、漁業振興の陳情を受けました。「このままでは漁師がいなくなる。漁村がなくなる」との思いです。「板子一枚下は地獄」でも、人間の本能的な喜びを感じる仕事です。
若者の移住を促進し、「この漁師たちと一緒に漁業を守らねば」と思いました。現在、藻・エビ・カキ・マスの養殖に取り組んでいます。魚の陸上養殖の話もあります。大事な産業として、若者が夢を持てる漁業にしていきたい!
更新日:2024年08月01日