市長だより 令和6年5月

更新日:2024年05月01日

「寒風山の魅力」を遺す山焼き

多くのボランティアと消防団が集まってくれました。大噴火口全体を焼くという大規模な計画でした。例年の約3倍の規模です。

10数年も山焼きが行われていない場所にも火入れをしたことから、迫力ある山焼きでした。ほぼ全体が綺麗に焼かれました。特に、板場の台から観る「溶岩じわ」など、妻恋峠噴火口から流出した溶岩の状況がよく分かるようになりました。大噴火口は、深い大きな噴火口でしたが、この妻恋峠の噴火により埋め尽くされたとのことです。

来年からは、男鹿の春の風物詩として、ドローンによるライブ中継もできると期待を持ちました。

ドローンで、火の状況を確認しながら安全にすべての作業を終了し、閉会式を終えて帰路につきました。その直後に、延焼がおきました。皆さんには、多大なご心配とご迷惑をおかけしました。消防や消防団の皆さまが、急峻な箇所を高い使命感を持って消火活動する姿には感動しました。感謝!!

 「男鹿の端っこ」が賑やかになれば

入道崎にモニュメントが出来ました。「一期一会」、出会いの場を表します。そして、想いをこめて「希望の鐘」を鳴らしてください。

入道埼灯台は、全国で16ある参観(登れる)灯台の中でも、トップクラスの灯台です。周囲の芝生が美しく、水平線に沈む夕日は感動的です。そして、ニューヨーク・マドリード・北京と繋がる北緯40度の地で、地球の丸さを感じます。

今まで、男鹿への観光客は、なまはげラインを通って、なまはげ館やGAOに行って、そのまま帰るというコースが多いようです。これからは、鵜ノ崎海岸・ゴジラ岩など西海岸を通って入道崎まで来てくれれば、男鹿一周のルートになります。

このモニュメントをきっかけに、「入道埼灯台を愛する会」(仮称)などを、地元の観光事業者・地域の人・海上保安庁・男鹿市などでつくり、灯台を中心とした観光拠点としたいものです。

端っこが良くなれば、男鹿全体が賑わいます。男鹿が賑やかになれば、秋田県全体が活性化します。

  夢のある「パックご飯工場」

旧野石小学校を利活用した、パックご飯工場ができます。画期的な6次産業化の取り組みです。

○「農は国の基なり」地域社会を遺していくのは農業です。男鹿の農業振興・後継者育成が図られます。○製造・販売の雇用の場として期待できます。○国内外に販売するため、観光地男鹿の魅力も発信できます。○男鹿市の水とガスが大量に消費されます。特に、名水・滝の頭で尚一層美味しいご飯が期待できます。

そして、何よりも教育・文化の中心として、地域に愛され、親しまれ、住民の思い入れも深い地域のシンボル、旧野石小学校を遺せたことが非常に大きいと思います。地域の皆さんの自信に繋がると思います。

地域の宝として、育んでいきましょう!!

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