市長だより 令和6年4月

更新日:2024年03月29日

市議会議場傍聴席、満員札止め!!

市長になって7年になりますが、傍聴席が満席になったのは初めてです。市政に関心を持ち傍聴においで頂いた市民の皆さんには感謝申し上げます。スポーツと同じで、観衆が多いと議員だけでなく、市当局も盛り上がります。お互い「尚一層、いい議論をして市民の幸せのために頑張ろう」との思いになります。

どれだけ多くの人々がまちづくりに参加しているかが、市民の充実の指標だとも言われます。

多くの市民が傍聴に来られたのは、「人口減少問題」への関心が高かったからと思います。子育て支援、結婚支援、雇用の場の創出など、やるべきことは沢山あります。そんな中で、珍しい切り口を耳にしました。

「嘘をつかないことや礼儀正しさなどは、都市部の人々からすれば大きな価値になる。地方の人々はしきたりや作法、躾などを古臭く思うのではなく、上手に都市部の人に発信していくことが大事」との話です。

このソフト面の人口減少対策は、男鹿の得意なところです。「誰も見ていなくても悪いことはしない」という「ナマハゲの教え」は、私たちが子どもの頃から、両親に言われてきたことです。

地方の時代と言われ、都会と地方の「2拠点住居」という言葉もあります。どこにもない魂を揺さぶるような男鹿の美しい景観、山海の美味しい食も売りです。そして、「なまはげの里フィロソフィ」もあります。もっともっと皆で男鹿の素晴らしさを発信していきましょう。

 

  期待できる中学生たち

男鹿南中生徒による「ぐろおがるサミットおが2023」には、感動しました。「地域・行政・企業が連携してみんなで子どもを育てる」との企画で、男鹿に特化したふるさとキャリア教育です。子どもたちが男鹿を学び、男鹿に愛着を持って頂きたい願いもあります。男鹿のお菓子屋さんと連携した「男鹿の魅力を伝えるお菓子」新商品の提案では、一生懸命に商品の説明をする姿に感動しました。そして、男鹿の観光地について新たな切り口の提案がありました。新たな男鹿が創られるかもしれません。

実体験を通して教室での授業では得られない大きな収穫があったと思います。笑顔で接客する喜び、商品・提案を評価してもらった感動など、多くの「非認知能力」(人間力・コミュニケーション能力・誠実さなど数値で表せないもの)を学んだと思います。

また、この発表の日は「なまはげ柴灯まつり」の初日で、外国の方が多く訪れていました。生徒たちが何のためらいもなく、外国人客に話しかけていく姿には驚きました。英会話も成果が出てきており、今後に期待できます。

そして、生徒の描いたナマハゲの絵がJR東日本のポスターになりました。首都圏にも掲示されるそうです。素晴らしい出来映えです。

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