市長だより 令和6年3月
待望のホテルができる!!
NTT男鹿ビル隣接地に、150部屋ほどのホテル。旧森長旅館を改修して、文化財を活かしたホテル。旧港湾労働者福祉会館をリノベーションして、男鹿の食と酒を楽しみ、ゆっくり宿泊できるホテル。男鹿駅前に、3つのホテルがここ2年の間にできます。
洋上風力発電事業の進捗に伴い、ビジネスの往来も活発になります。そうした中、玄関口である男鹿駅周辺にホテルが無いのはネックでした。
男鹿温泉郷など、既存の宿泊施設への影響を心配する方もいます。しかし、男鹿には、まだまだ隠れた魅力がいっぱいあります。相乗効果を図っていきます。訪れる全ての方が、魂を揺さぶられ幸せになるような体験をして欲しいものです。
多くのホテルがあって、多くの人が男鹿に集まります。市民の皆さんからも、ホテルに対するご支援をお願いします。
この他にも、鵜ノ崎には高級リゾートホテル、船越には海の近くの建物を改修する素敵なホテルが計画されています。
日本酒特区の申請
男鹿市と岡住修兵さん(稲とアガベ)が、国に日本酒特区の申請をしています。岡住さんは、若者が個人で起業できるような小さな酒蔵を創り、男鹿の地域づくりをしたいとの想いを持っています。酒造りから経営のノウハウまで教えると言っています。そうして出来る幾つかの酒蔵に全国から観光客が集まれば、男鹿だけでなく、秋田県の活性化にも繋がります。
男鹿半島は全国で23ある半島のうち、唯一単独の自治体で構成されています。この小さな魅力いっぱいの半島に、新たな名所ができることを期待しています。
岡住さんは、既に、酒の醸造所・レストラン・ラーメン屋・調味料の生産など、多くの実績を残しています。
なまはげ柴灯まつり
第61回を数える柴灯まつり1日目の参加者は、1300人。2日目・3日目は、予約完売2000人の大盛況でした。特に2日目は雨が降りましたが、観客が帰らないのには驚きました。国内は九州・関西など遠い所から、また、外国人も台湾をはじめ、欧米からも多く来ていたようです。そして、多くの感動と感謝の言葉を頂きました。
多くの来場者が訪れた背景にはSNSを通して情報が届き易くなったこともあるでしょう。しかし、一番はなまはげが「動く広告塔」として、宣伝効果が高いことが挙げられます。他の行事ではできないことです。
そして、私たちは、なまはげの本質を伝えなければなりません。「なまはげは、家族愛・郷土愛を諭し、何時もお山の上から見守ってくれている」、「男鹿半島は、未来の子どもたち、現在を生きる私たち、そして祖先と魂で繋がっている」という、生き様を伝えていきたいものです。
真山の若者・古老たち、各地の里のなまはげ、警察・消防団・ボランティア・男鹿市職員など、多くのスタッフに感謝申し上げます。
更新日:2024年03月01日