市長だより 令和5年4月
奥深い、なまはげの魅力
「第60回なまはげ柴灯まつり」
が開催されました。関係者の皆さまに、心から敬意と感謝を申し上げます。特に、真山地区の皆さまが総出で支えてくれているのは大きい。婦人会の方からの「今年もお役に立てて嬉しい!」という話や、なまはげ役の若者の「必死でこの行事を継続させていく」との力強い言葉に感動しました。
また、のべ19名のナマハゲ伝導士が、ボランティアとして運営に協力してくださいました。県外から旅費等を自己負担で参加された方もおり、驚きました。「とても充実した時間でした。無理して休暇を取ってお手伝いにきてよかった」との話でした。
また、毎年3日間連続滞在するカメラマンは、地域のなまはげ行事の特徴(地区名・主な人の氏名まで)をよく知っていました。その他にも、毎年県外から訪れる方が多くいます。今年は、外国の方も多くみえられました。この人たちは、なまはげの奥深さを知る人たちです。私たち市民は改めて、道徳、家族愛・地域愛にあふれるこの伝統行事を学びなおす必要があります。そうすることで、男鹿市民同士の連帯が深まり、さらなる地域づくりに繋がります。そして、多くの人にこの素晴らしい
「なまはげ文化」を広めていきましょう。
熱いラグビー精神
男鹿工業ラグビー部卒業生を
送る会に出席しました。指導者の「選手の素質を少しでも伸ばしてやりたい」との想い、そして、その想いが「一生努力し続ける人を育む」ことにふれ、感動しました。
また、ラグビーは「仲間づくり」であり、その信頼できる仲間といかに組織的にプレーできるかが問われます。そして、運動能力がなくても(走るのが遅くても、筋力がなくても)、できるスポーツです。人生と同じで、自分を活かせるポジションが必ずあるとの話でした。
3年間の修行を終えた3年生、一生自分を高める精進をしてください。
「若者・馬鹿者・よそ者」 が男鹿を変える
「わたしたちのまちづくりサミット」がハートピアで開催されました。半分以上が全国各地から集まった若者で超満員でした。主催は民間企業の若者たちでした。都市と地域間、地域間同士の交流で「新しいまちづくり」を模索しようとするものでした。参加者たちの体験発表が行われ、「こうあってほしい男鹿」の話をしました。
「子どもと親が本気で遊べる場づくり」「あなたが市長なら何をするか」などの話が印象的でした。こんなに男鹿のことを気にかけてくれる若者がいることに感謝・感激です。既成概念にとらわれない自由な発想、土着化して活動する利他の心を持っていました。男鹿を良く知る私たちも黙っていられません。何十年も培ってきた経験を活かして、この若者たちと一緒に男鹿を変えていきたいものです。
更新日:2023年03月31日