市長だより 令和5年9月

豪雨災害対応

〇上水道本管の仮復旧工事

7月15日16時ごろ、貯水槽に送水する本管が、豪雨による山崩れにより破損。即、仮配管の資材を手配し、7月17日早朝、新潟から到着。50人体制で仮復旧工事を行い、7月18日深夜に仮配管終了。すぐに配水作業を開始、7月19日深夜、断水の3614戸への配水が終了。

支援を頂いた多くの皆さんに感謝。特に、仮復旧工事にあたった管工事組合の職人達には、頭が下がる。仮設配管約400mを人力で配管。あの長い急な階段、200キログラムの管を人力で上げる姿には驚いた。また、粘土質土壌で貯水槽に接続する掘削（深さ4m）には大変難儀した。全て人力掘削であった。

職人の親方が、「市長、マガヒレ、シンぺシナ、ネネデモデガス！」との言葉には胸が熱くなった。職人魂を見せられ感動、感謝！

市民の皆さんに、ご不便とご心配をおかけしました。

〇給水対策

陸自・空自・海保・国交省・東北管内の市など、多くの団体からご支援を頂きました。給水所に何度も来られた男性の「近所の老人達に配達している」との言葉に、頭が下がりました。

〇被災者対応

比詰地区の住宅浸水の方々、裏山の崩壊で被害に遭われた方々、農業被害も大変です。スピード感を持って、手厚い支援をしていきます。

〇道路・河川などの復旧

まだ時間がかかります。ご不便をおかけしますが、どうかご理解を願います。

特に、上水道の本復旧はこれからです。また、老朽対策と将来的な災害対策も含めて検討していきます。

  日本海メロンマラソン

第35回日本海メロンマラソンが猛暑の中、行われました。2355名もの選手が参加しました。賞品のメロンの準備、コースの整理に、大勢のボランティアスタッフが頑張ってくれました。選手・スタッフの笑顔がとても印象的でした。

男鹿市は、全県の60％以上のシェアを誇るメロンの産地です。今年は、メロンの作柄が良く、味も好評です。この大会に向けて、若美地区では全戸の住民で沿道の大掃除を行います。素晴らしい文化です。益々、盛んになるように支援していきます。

オガナマハゲロックフェスティバル（ONRF）

豪雨災害で開催が心配されましたが、若者たちの熱意で開催できました。スタッフに感謝!!

このONRFは、若者たちが「ロックで地域を元気にしたい」との思いで始まった、手づくりのイベントです。「芸術文化が経済を育む」という言葉があります。一万人もの若者が全国から集まり・熱狂し・楽しみ・ふれあい・人生の喜びを感じます。そして、男鹿の私たちも、明るく・優しく・社交的になります。

この若者たちの礼儀正しいのには、いつも感心します。