市長だより 令和5年6月

寒風山の素晴らしさを遺す！

寒風山は、「未来に残したい草原の里100選」に、東北で唯一選ばれています。草刈りと山焼きで草原が維持されています。

今年の山焼きは、前日の雨で燃えにくく苦戦しましたが、ボランティアで参加して頂いた皆さんの頑張りのおかげで、予定の約9割を焼くことが出来ました。一生懸命な姿に、感動しました。来年は、大噴火口のほぼ全てを焼く予定です。なお一層、多くの皆さんの参加をお願いします。

また、AR・VRのおかげで寒風山の噴火の様子が一目瞭然にわかるようになりました。第一噴火口・第二噴火口があることは、以前から知っていました。しかし、第三噴火口である妻恋峠噴火口から溶岩が流出し、富士山の噴火口のように広く深かった第一噴火口を埋めていく様子が、リアルによくわかります。

溶岩じわ・溶岩堤防・鬼の隠れ里など噴火でできた素晴らしい地形をもっと見やすくするためにも山焼きが必要だと強く感じました。

  市民参加でアースデイが実現

「アースデイ」は1970年にアメリカで地球環境を考える日として提案され、世界中で4月22日が「アースデイ」とされています。

身近なペットボトルキャップ・古着・古紙・古本などの回収や制服・体育着のリユース、フードロスをなくす取り組みなどが行われました。また、楽しいイベントも行われたほか、隣接地では市民共有スペースのある「TENOHA男鹿」のオープンもあり、ハブアゴー広場は大いににぎわいました。

このイベントは、一市民であるごく普通のご婦人が呼びかけて行われたものです。その呼びかけに多くの一般市民ボランティア・男鹿海洋高校生・企業などが共感して行われました。良くやってくれました。

最後の「ダダダコ」は、船川の盆踊り保存会の人達の笛・太鼓で盛り上がりました。「継続は、力なり！」今後の活動を期待しております。男鹿市も一緒に頑張ります。

  クリーンアップ

毎年、船越地区から湖岸を通り若美地区の視察をしています。町内会単位で熱心に作業をする姿に、いつも感心しておりました。

今年は、戸賀湾での秋田県釣り連合会クリーンアップを初めて視察しました。雨の中、早朝から70人もの人が集まっていました。20回目になるとのことです。

 「魅力的な男鹿を綺麗にして、訪れる観光客に喜んでもらいたい」との思いだそうです。2時間かけての清掃に感謝!!

男鹿半島は、釣りのメッカです。釣り連合会の皆さんと連携して、色々な取り組みを展開していきたいものです。