市長だより 令和4年12月

更新日:2022年12月01日

北前船寄港地フォーラムinパリ

昔、北前船の男たちは、ナビも気象予報もない時代に、裸一貫で海に漕ぎだしました。そして、グローバルな時代、北前船は初めて「花の都パリ」に上陸しました。アフターコロナのインバウンドを見据えて、フォーラムには、秋田市の竿灯・大館市の秋田犬となまはげが一緒に出演しました。フランスの方々へ、JR・ANA・JALなど旅行関係の幹部、そして、何よりも多くの北前船寄港地の首長たちとPRできたことが良かったと思います。今年の春先に、男鹿を訪れてなまはげを見ていた敦賀市長が「なまはげは素晴らしい。こんな伝統を残している男鹿市も素晴らしい。親がなまはげから、家族を守る姿に感動した。一年に一度は見に行きたい」とのことでした。また、アジア・アフリカ・オセアニアの古代から現代に至る美術品や民具・衣服の展示で有名な、パリのケ・ブランリ美術館でなまはげの展示の話が進んだのことも大きいことです。

ワールド灯台サミットin御前崎

今回、静岡県御前崎市で開催された「第3回灯台ワールドサミット」に参加しました。同サミットは、参観灯台のある志摩市、銚子市、御前崎市、出雲市で構成され、今回男鹿市は特別参加となります。いずれの灯台も、歴史的に古く、重要文化財に指定されている所もあり、海難事故防止からも、重要な施設です。地域の人たちも灯台の大切さをよく理解しており、灯台を支援する団体があることはうらやましく思いました。しかし、周辺を芝生で覆われ、330度海に囲まれた、入道埼灯台を含む周辺の美しさは、群を抜いています。観光客が入道崎まで行けば、男鹿一周をすることになります。男鹿全体の観光の振興のためにも、夕日も素晴らしい、「恋する灯台、入道崎」をもっと広めたいものです。そして、観光関係者・灯台ファンなどで入道埼灯台の支援団体を創って行くよう頑張ります。

高橋智史写真展

男鹿―受け継がれしものたち-

11月、高橋智史写真展が東京で開催されました。不漁にあえぎながらも、命がけで冬の海にハタハタを求めて漕ぎだす、男鹿の漁師たちの姿。大晦日に、一年の厄を祓い、来る年の福をもたらすナマハゲ行事の伝承をする地域の人達たちの姿。「真山の万体仏」で、地域の人たちがお堂に集まり、秋の実り、収穫に感謝し、祈りを捧げる姿。など、地域を愛し、仕事を愛し、伝統を守りながら逞しく生きる男鹿の人たちがおさめられておりました。視察する機会があり、大変、感動しました。男鹿でも、この写真展が開催できるよう努めます。

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