市長だより 平成31年1月

更新日:2021年03月31日

新たな「覚悟」を持って新しい年に臨む!

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年は、男鹿市にとって画期的な年でした。

 5月、北前船寄港地として日本遺産に追加認定されました。五感だけを頼りに、海に漕ぎ出していった、男たちのロマンを忘れてはなりません。

 7月、道の駅おが「オガーレ」とJR男鹿駅の新駅舎が、同時オープンしました。「全ての産業」に、良い影響を与えてくれる施設です。「オガーレがダメになる時は、男鹿がダメになる時!」との覚悟で、市民が皆で「自分たちの店」として、育んでいただきたいと思います。農業者・漁業者、そして市民にも会員になってもらい、出品して欲しいものです。

 12月、「男鹿のナマハゲ」が、全国の10行事からなる「来訪神:仮面・仮装の神々」として、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

 今回の登録を受けて、まず私は、この伝統文化を伝承・保存してくれた先輩や先祖、そして、ナマハゲを育んだ美しく豊かな自然に感謝しました。

 ナマハゲは神であり、いつもお山から私たちを見守ってくれています。そして、大晦日には、里に下りてきて、一年のけがれを払い、来る年の豊作・豊漁・吉事を祈ってお山に帰っていきます。

 この「ナマハゲの文化」を日本人だけでなく、外国人の心にも広めたいものです。そして、このナマハゲを育んだ「美しい原風景」にふれるために、多くの方に訪れていただきたいものです。

このことをふまえ、今年の主な取り組みとしては、

  • 1.民間活力のさらなる躍進を期待
    北浦・雲昌寺のアジサイ、浜間口のそば屋、船川ではナマハゲロック、そのロック主催の盆踊り、ひのめ市など、自主的な取り組みにより、地域活性化に多大な影響を果たしています。市も支援していきます。
  • 1.健康寿命の延伸
    健康ポイント事業をなお一層普及拡大します。運動・減塩を習慣化、検診を推奨します。大きな財政負担となっている医療費・介護費などの削減にもつながります。
  • 1.ごみの減量化
    25%減量の目標にはほど遠く、ごみ排出のマナーも悪い状況です。「なまはげの里」の市民としての誇りをもって、毅然と取り組みます。
  • 1.新しくできた「観光文化スポーツ部」のさらなる磨き上げ
    ジオパーク・ナマハゲ・北前船・脇本城址・DMO・寒風山山焼き・ふるさと納税・オガーレなど、男鹿の良さを売り込んでいきます。
  • 1.「オール男鹿」の行動
    市役所の縦割り行政をやめて、健康・観光・教育などあらゆる面で、全庁が連携して取り組まなければなりません。「一人一人が経営者」、「全員が営業マン」です。男鹿市全体も同じで、業種を越えた連携をして「オール男鹿」で、取り組みます。
  • 1.「ナマハゲの文化」を広める
    ナマハゲをどう振興していくか、地域で検討していただきたい。そのことにより、「地域の絆・当事者意識」も強まります。「地域づくり」に参加することが大事です。

 「新しい年を迎えるには、新しい心構えがなくてはならぬ。決してただ漫然と迎えてはならぬ」とは仏教詩人・坂村真民氏の言葉です。新たな「覚悟」を持って、新しい年に臨みます。

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