市長だより 令和4年2月

更新日:2022年02月01日

洋上風力発電

昨年12月末に、秋田県沖の事業者が三菱グループに決まりました。いよいよ、日本の洋上風力発電が秋田県からスタートします。原子力発電所2基分の発電量だそうです。事業者は「地球規模でのゼロカーボン社会への取り組み」という高い理念を掲げ、「洋上風力発電による地元貢献」を考えています。担当する若者から「武者震いがする」との話を聞き、強い決意のほどを知りました。

この世紀の一大事業に、男鹿市も協力していきます。新たに様々な産業の振興も期待できます。素晴らしい男鹿の海の景観を活かした洋上風力発電となり、創り育てる漁業の場となることを期待します。

 

無印良品

船越の「なまはげモール」への出店が決まりました。東北で最大で、初めての「路面店舗」です。「地域に巻き込まれながら、地域課題を解決していく」との理念を持っています。また、地球環境の保全にも関心の高い会社です。市民・行政・無印良品が一体となって地域課題の解決に向けて、取り組みたいものです。

 

「男鹿はエエドゴダベ!?」(男鹿は、いい所でしょう)

男鹿駅周辺広場の運営を担当している今村安里(あすか)さんは鹿児島県出身の若い女性です。

公立美術大学に在学中に、カンボジアに一人で長期滞在し、アメリカ大陸を見知らぬ若者たちとキャンピングカーで横断、その他、欧州・南米など世界各国を旅した経験があります。

今村さんは、「高齢の方に、『男鹿はエエドゴダベ!?』と声を掛けられた。普通の秋田県人は、『秋田は、ナモネドゴダ!!』と言うのに、男鹿の人は、男鹿を愛している。この男鹿の魅力を伝えたい!」と話していました。

将来は、ゲストハウスをつくる夢を持っていて、「男鹿の人だけが知っている『異日常』を楽しんでいただきたい」とのことでした。

 

芸術・文化・観光による地域づくり

劇作家平田オリザ、DRUM TAO藤高郁夫、前豊岡市長中貝宗治など、ビッグが集まって講演会が行われました。「芸術文化は、経済を育む」との言葉から多くの可能性のヒントをいただきました。

特に気になったのは、「体験型観光」の話でした。男鹿温泉郷にある「五風」では、なまはげ太鼓の講演が行われています。ここで、なまはげ太鼓だけでなく、いろいろな楽器と太鼓とのコラボや、劇団わらび座なども上演すれば面白いと思いました。

豊岡市には、世界各国から芸術家が集まってきて、地方都市がにぎわっています。男鹿市にも、芸術文化の愛好者が集まって、合宿すれば温泉地がにぎわいます。

観光客に、太鼓や踊りなどの体験をしてもらえばよいのではないかと考えさせられました。

 

 

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