市長だより 令和4年1月

更新日:2021年12月28日

共創―官民一体で、市民参加のまちづくり―

明けましておめでとうございます。

いまだ、コロナ禍の収束が見通せない不安の多い状況ですが、「ウィズコロナ」で、様々な活動を再開させていきましょう。

昨年11月、北海道ニセコ町の株式会社組織で運営している観光協会を視察しました。新たな気づきや発見がありましたが、それ以上に刺激を受けたことが、「住民参加のまちづくり」を標榜していることでした。

「共創」という言葉があります。地域課題を市民と話し合い、知恵を出し合い、そして解決に向けて取り組んでいきたい。先日、教育長の「地域に出ていく校長でなければならない」という発言に驚きました。「学校良し・地域良し」を目指し、学校と地域が連携し、お互いに楽しみながら成長していく、教育委員会が推進するコミュニティ・スクールの考えです。

市長部局もこれに続き、教育委員会と横連携で施策展開をしていきます。出張所長をはじめ、市役所職員が『積極的に地域に出て』、地域課題の解決に取り組みます。例えば、男鹿駅前の「ハブアゴー広場」は、市民みんなの広場です。多くの方から意見をいただき、一緒に企画・維持管理にあたることによって、さらに良い運営ができます。また、新しく建設する船越保育園も、市民参加でお互いに良くなる「保育園良し・地域良し」の取り組みが必要です。その他にも、男鹿総合運動公園、寒風山の活性化、脇本城跡の伝承など、市民参加の取り組みが必要なことは数多くあります。

男鹿には明るい話題がたくさんあります。県外から男鹿市に移住した若い女性が、「秋田の人は『秋田は、ナモネドゴダ!』と言う。しかし、男鹿の人は『男鹿は、イイドゴダべ!』と言う」と話していたことに感激しました。市民が、自分たちの住んでいる男鹿に誇りを持っているということです。そして、昨年11月に行われた「男鹿の逸品コレクション」では、男鹿海洋高校の全校生徒が参加して販売や接客をしていました。明るい笑顔で、楽しそうに働いていました。産学官連携の実学の成果です。

この他にも、多くの若者が男鹿で活躍しています。彼らが選んだのは、一流企業への入社よりも、「男鹿を元気にしたい、男鹿の人を幸せにしたい!」という思いです。彼らには、本当に感心します。

今は、大変な時代です。しかし、大変とは、大きく変わると書きます。男鹿が大きく変わる予感がします。「オール男鹿」で、大きく変わっていきたいものです。

「荒城の月」で有名な、大分県竹田市の前市長から届いた本の「大人が夢を持たずして、夢多き子どもが育つはずはない」との言葉に胸が熱くなりました。みんなで大いなる夢を抱き、この素晴らしい男鹿を残していきましょう。

 

この記事に関するお問い合わせ先

企画政策課 企画広報班
電話番号:0185-24-9123
ファックス:0185-23-2922
〒010-0595
秋田県男鹿市船川港船川字泉台66-1
メールフォームによるお問い合わせ