市長だより 令和2年4月

新型コロナウウイルスの影響

 旅行だけでなく、大会・合宿・送別会などの中止で、ホテルや飲食業が大きな打撃を受けています。こんな時なので、お見舞いに各施設を回って来ました。大変な状況の中にあっても、皆さんが元気に頑張っている姿に驚きました。東日本大震災など、何度も修羅場を経験してきた皆さんはたくましい。逆に私が元気をいただきました。

 男鹿市でも事業者が活用できる支援策を検討しています。「近き者喜べば、遠き者来る」、まず男鹿市民がお客として、訪れることが一番大事なことだと思います。男鹿市にとって大事な宿泊施設や店舗を支援していきましょう。

 この難局が、「私たちを鍛え、絆を深めるいいチャンス」と捉えたいものです。「オール男鹿」で心を一つにして乗り切りましょう。

世界の是枝監督が男鹿に！

 撮影中の現場に激励に来てくれました。ロケの炊き出しをしているお母さんたちにも声をかける、腰の低い市民目線で親しみのある方でした。佐藤監督に是枝さんが、「キャスト・スタッフの意見を良く聴くように」と話したとの言葉が印象に残りました。ただ脚本通りではなく、映画に携わる多くの人たちと撮影現場の雰囲気が映画を創造していくのだと思いました。世界の是枝監督の謙虚さを見習いたい！

 ボランティアの男鹿市民も非常に盛り上がってきています。この映画が男鹿の文化・観光の宣伝だけでなく、市民の心にも火をつけてくれました。上映すれば世界に発信されるかもしれません。今から上映が待ち遠しい気持ちです。

 佐藤監督から「素晴らしい環境で、最高の撮影ができている。男鹿の皆さんの優しさ、温かさに感謝しています」との嬉しい言葉も頂きました。

卒業メモリアルトレイン

 桜の花びらが、床いっぱいに散りばめられていて驚きます。もったいなくて踏めない！

 「感謝の気持ち」、「新たな人生への意気込み」などエールの言葉が掲示されていて、胸が熱くなります。JR東日本に感謝です。今年の卒業式は簡素化され、寂しい気持ちになっていると思いますが、ぜひ、男鹿線「アキュム」に乗って元気を出してください。4月5日まで、運行されております。