男鹿市が「海ノ民話のまち」に認定されました!

更新日:2023年12月28日

「海ノ民話のまち」認定について

「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で、日本中に残されている海にまつわる「民話」「伝承」を選定し、それぞれのストーリーに込められた思いを「海ノ民話アニメーション」として表現することで、次世代を担う子どもたちへ「海」を語り継ぐ取組です。

今回は、秋田県で初めて男鹿市が選ばれ、「黒神と赤神の戦い」のアニメーションや、オリジナルコラボ商品が制作・公開されました。

認定証授与
[認定証授与の様子(令和5年12月26日)]
 

アニメーション「黒神と赤神の戦い」について

アニメーション作品「黒神と赤神の戦い」は、海ノ民話のまちプロジェクトの公式サイト、及び公式Youtubeチャンネルで公開されています。ぜひ、ご覧ください。
黒神と赤神の戦いアニメーション

公式サイト(https://uminominwa.jp/
公式Youtubeチャンネル(https://www.youtube.com/@uminominwa
 

海ノ民話アニメーションコラボオリジナル商品について

海ノ民話アニメーションとコラボしたオリジナル商品「手焼き煎餅しょっつる醤油味 10枚入箱(販売元:有限会社 鼎家(かなえや))」が販売されました。
アニメデザインがあしらわれたオリジナルパッケージのほか、男鹿ならではの”しょっつる醤油味“となっています。

【販売店】
米菓匠鼎庵(ていあん)本店(秋田県潟上市天王字上江川47-1203)
鼎庵トピコ店(秋田県秋田市中通7-1-2 秋田駅トピコ2F) 他

コラボ商品1

コラボ商品2

民話「黒神と赤神の戦い」

【あらすじ】
昔、津軽の竜飛には黒神という荒々しい神さまが、南部の十和田湖には美しい女神が、出羽の男鹿には赤神という心優しい神さまがおりました。
二人の神さまは女神を我がものにしようと戦いを始めます。多くの神々が見物する中、黒神の勢いが上回り、赤神は男鹿に逃れて「空 (こう )寂(じゃく )(孔雀)の窟 (いわや )」という岩穴に姿を隠すことになります。
しかし、女神は戦いに負けた赤神に同情し、「空寂の窟」に移り黒神の前に姿を現しませんでした。黒神は天をあおいで、百千年の息を一度にはいてがっかりしました。
今でも津軽の竜飛の岩は黒神のような黒く荒々しい形をしていて、赤神がいた男鹿の岩は赤みを帯び、穏やかな形をしているといわれています。

【海の学び】
このお話は、秋田県男鹿市に伝わる海の民話です。
「黒神」が住んだ竜飛崎の岩は雄々しい黒色であるのに対し、「赤神」が住んだ男鹿半島の岩場は少し赤みを帯びた穏やかな形をしており、秋田と青森を舞台にした物語に照らし合わせて、それぞれの大地の成り立ちの違いなどに目を向けることができます。
また、民話に出てくる「空寂(こうじゃく)の窟(いわや)」は、現在も断崖絶壁に海食洞窟の「孔雀窟(こうじゃくのいわや)」として残っています。男鹿半島はかつての火山活動と、波の浸食による独自の地形が絶景をつくり、芸術作品のような見どころが多数存在します。

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ課 文化ジオパーク推進班
電話番号:0185-24-9103(文化財)
電話番号:0185-24-9104(ジオパーク)
ファックス:0185-24-9200
〒010-0595
秋田県男鹿市船川港船川字泉台66-1
(文化財)メールフォームによるお問い合わせ
(ジオパーク)メールフォームによるお問い合わせ