秋田県天然記念物の新指定について

更新日:2026年04月30日

このたび、「鵜ノ崎のクジラ化石を含むコンクリーション群及び産地」が秋田県の天然記念物に指定されました。本指定によって、秋田県指定文化財は22件となりました。

鵜ノ崎のクジラ化石を含むコンクリーション群及び産地

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鵜ノ崎のクジラ化石を含むコンクリーション群及び産地について

名称

鵜ノ崎のクジラ化石を含むコンクリーション群及び産地

所在地

男鹿市船川港台島鵜ノ崎地先

種別

天然記念物

指定年月日

令和8年3月31日

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本コンクリーション群及び産地は男鹿半島南岸の鵜ノ崎付近に位置します。沖に広がる波 食台には約1200 万年前の地層が露出しており、地層に含まれるコンクリーションが侵食を免れて波食台上に産出されています。100 個以上が散在しており、地元では小豆岩と呼ばれています。

コンクリーションとは地層中にできる非常に硬い球状の岩の塊で、多くのものは、海底に埋もれた生物遺骸から拡散した重炭酸イオンが海水中のカルシウムイオンなどと結びついて生成される炭酸塩を主成分としています。生成された炭酸塩が遺骸を囲むように固まり、重炭酸イオンの拡散が終わるまでの間、球状あるいは楕円状に成長します。メートル級のものでも数か月から数年という短期間で急速に形成されたと推定され、生物遺骸を保存状態の良い化石として内包していることが多いです。

波食台上のコンクリーションは長径1mから3mのものが多く、最大のものは9mに達します。また約3分の1にはクジラの化石が確認されており、大型の骨の化石を含むものがあります。このことから約1200万年前に複数のクジラの骨が混濁流によって鵜ノ崎付近の海 底に埋没した後、その骨を核としてコンクリーションが形成され、周囲に集まった生物の遺骸等有機物も取り込んで巨大化していったと考えられています。

メートル級の巨大なコンクリーションが多数産出される場所は国内では他に例がなく、クジラの化石を内包するコンクリーションは希少です。今後の研究によってさらに形成過程が明らかになる可能性が高く、学術上貴重なものとなっています。

指定対象は、別紙図面の範囲内のすべてのコンクリ-ションとなります。

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