ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」について

更新日:2023年08月22日

第13回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において、「男鹿のナマハゲ」を含む全国の来訪神行事10件が「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

地域の結びつきや世代を超えた交流を深める絆の役割を果たし、伝承されてきたことが世界的に評価されました。

「来訪神:仮面・仮装の神々」

ユネスコ無形文化遺産登録を祝うくす玉の前で手をたたいて登録を喜ぶ職員と3体のなまはげの写真
  • 甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)
  • 男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)
  • 能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
  • 宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
  • 遊佐の小正月行事 アマハゲ(山形県遊佐町)
  • 米川の水かぶり(宮城県登米市)
  • 見島のカセドリ(佐賀県佐賀市)
  • 吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)
  • 薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県三島村)
  • 悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)

これまでの経緯

  • 平成21年 9月 「甑島のトシドン」がユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載される。
  • 平成23年11月 「男鹿のナマハゲ」が「情報照会」の決定を受ける。
  • 平成28年 3月 「甑島のトシドン」を拡張し、「男鹿のナマハゲ」を含む国指定重要無形民俗文化財を「来訪神:仮面・仮装の神々」としてグループ化して提案。
  • 平成28年 6月 ユネスコ審査件数の上限を上回る提案が各国よりあったため、審査が1年先送りされる。
  • 平成29年 3月 「来訪神:仮面・仮装の神々」を再提案。
  • 平成30年10月 評価機関より「記載」の勧告を受ける。
  • 平成30年11月 政府間委員会において登録される。

市長コメント

本日、ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において「男鹿のナマハゲ」を含む「来訪神:仮面・仮装の神々」がユネスコ無形文化遺産への登録が正式に決定しました。

平成23年、「男鹿のナマハゲ」がユネスコ審査において「情報照会」となり、その間、登録に向けてご尽力いただいた全ての方々に感謝するとともに、この喜びを市民とともに分かち合いたいと思います。

地域に脈々と受け継がれてきたこの行事は、悪い心を戒め、災いを祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす男鹿の誇るべき文化です。この文化が世界に認められたことは大変誇らしく、ナマハゲ行事の保存・伝承への励みになります。

この登録を契機とし、改めてナマハゲ行事を地域の「元気力」につなげるとともに、この文化の魅力を国内外に発信し、インバウンド誘致など更なる観光振興にも努めてまいります。

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