ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」について
第13回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において、「男鹿のナマハゲ」を含む全国の来訪神行事10件が「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
地域の結びつきや世代を超えた交流を深める絆の役割を果たし、伝承されてきたことが世界的に評価されました。
「来訪神:仮面・仮装の神々」

- 甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)
- 男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)
- 能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
- 宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
- 遊佐の小正月行事 アマハゲ(山形県遊佐町)
- 米川の水かぶり(宮城県登米市)
- 見島のカセドリ(佐賀県佐賀市)
- 吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)
- 薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県三島村)
- 悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)
これまでの経緯
- 平成21年 9月 「甑島のトシドン」がユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載される。
- 平成23年11月 「男鹿のナマハゲ」が「情報照会」の決定を受ける。
- 平成28年 3月 「甑島のトシドン」を拡張し、「男鹿のナマハゲ」を含む国指定重要無形民俗文化財を「来訪神:仮面・仮装の神々」としてグループ化して提案。
- 平成28年 6月 ユネスコ審査件数の上限を上回る提案が各国よりあったため、審査が1年先送りされる。
- 平成29年 3月 「来訪神:仮面・仮装の神々」を再提案。
- 平成30年10月 評価機関より「記載」の勧告を受ける。
- 平成30年11月 政府間委員会において登録される。
市長コメント
本日、ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において「男鹿のナマハゲ」を含む「来訪神:仮面・仮装の神々」がユネスコ無形文化遺産への登録が正式に決定しました。
平成23年、「男鹿のナマハゲ」がユネスコ審査において「情報照会」となり、その間、登録に向けてご尽力いただいた全ての方々に感謝するとともに、この喜びを市民とともに分かち合いたいと思います。
地域に脈々と受け継がれてきたこの行事は、悪い心を戒め、災いを祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす男鹿の誇るべき文化です。この文化が世界に認められたことは大変誇らしく、ナマハゲ行事の保存・伝承への励みになります。
この登録を契機とし、改めてナマハゲ行事を地域の「元気力」につなげるとともに、この文化の魅力を国内外に発信し、インバウンド誘致など更なる観光振興にも努めてまいります。
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電話番号:0185-24-9103(文化財)
電話番号:0185-24-9104(ジオパーク)
ファックス:0185-24-9200
〒010-0595
秋田県男鹿市船川港船川字泉台66-1
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更新日:2023年08月22日