市議会の役割・しくみと構成

更新日:2022年05月02日

市議会の役割

 市議会は、市の仕事の大枠を決める「議決機関」です。男鹿市は、私たちが利用する道路や公園の整備・管理、子どもたちが通う保育園や学校、市営住宅の建設、高齢者のための様々な施策など、日常の生活にいちばん身近な仕事をしています。こうした仕事が、市民にとって快適で住み良いまちづくりにつながっていくためには、市民一人ひとりが自分たちで考え、自分たちの手で実行していくことが大切です。けれども、市民全員が集まってそれを行うことは困難なので、市民の代表者を選びます。これが「市議会議員」です。
 市議会議員は、私たち市民の代表として要望や意見を市政に反映させるため、市民に代わって市民生活の様々な課題について慎重に審議し、どう処理すべきかを決めています。

市議会のしくみと構成

議員と議員定数

 市議会議員は、4年ごとの選挙によって市民の中から選ばれます。市内に住んでいる満25歳以上の選挙権のある人ならだれでも立候補できます。
 議員の定数は、法律で決められている範囲内で条例で定めることとなっていますが、男鹿市では条例で16人となっており、令和8年4月21日までの任期となっています。

議長と副議長

議長と副議長は、議員の中から選挙で選ばれます。
議長は、市議会のリーダーとして、会議を円滑に進めたり、議会に関する事務を処理したりします。また、市議会の代表として、いろいろな会議に出席したり、他の機関と協議したりします。
副議長は、議長が欠けたときや出張などで不在のときに議長の職務を代行します。

任期は令和4年5月2日から令和8年4月21日までです。

議長と副議長

議長 小松 穂積
副議長 船木 正博

会派

 議会の意志は多数決によって決められます。そこで、同じような考え方や意志を持つ議員同士がグループをつくって活動すれば、自分たちの考えをより効果的に市政に反映させることができます。このグループを会派と呼び、政党と同様なものとみなして尊重することが議員間で確認されています。

会派の構成(令和4年5月2日~令和8年4月21日)

市民クラブ

6人

政和会

5人

明政会

2人

日本共産党

1人

公明党

1人

新風会

1人

 

定例会と臨時会

 市議会は、いつも開かれているわけでなく、毎年3月、6月、9月、12月の4回開かれます。これを定例会といいます。
このほか、必要に応じて臨時会を開きます。この回数は特に定めておりません。

本会議

 本会議は、全議員で構成し、議員定数の半数以上の出席で成立します。議案の議決など議会の意志を決定する重要な会議です。会議の期間(会期)は、付議される案件の数などを考慮して決めます。

委員会

市議会に提出される議案や請願などは数も多く、内容も幅広い分野にわたっています。それらを慎重に審査するためには、いくつかの部門に分け、専門的に調査・検討する必要があります。そのために、議会には、本会議のほかに内部審査として委員会が設けられ、実質審査は各委員会で行われています。
委員会には、常設の常任委員会と議会運営委員会、必要に応じて設置する特別委員会があります。

常任委員会

男鹿市には、常任委員会として総務委員会、教育厚生委員会、産業建設委員会の3委員会が設置されています。議員は、いずれか1つの委員会に所属しなければなりません。
各常任委員会の定数は5人または6人で、議長が所属する委員会が6人となります。

委員会構成は令和4年5月2日臨時議会で決定され、任期は2年です。

各委員会の所管事項
総務委員会

総務企画部

  • 企画政策課
  • 総務課
  • 危機管理課
  • 財政課
  • 税務課

会計課
選挙管理委員会
監査委員
固定資産評価審査委員会

教育厚生委員会

市民福祉部

  • 福祉課
  • 介護サービス課
  • 生活環境課
  • 子育て支援課
  • 健康推進課

男鹿みなと市民病院

教育委員会

  • 教育総務課
  • 学校教育課
産業建設委員会

観光文化スポーツ部

  • 観光課
  • 男鹿まるごと売込課
  • 文化スポーツ課
  • 市民文化会館

産業建設部

  • 農林水産課
  • 建設課

農業委員会

企業局

  • 管理課
  • ガス上下水道課

議会運営委員会

議会の運営に関する事項、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項、議長の諮問に関する事項について調査し、議案、陳情等を審査しています。
議会運営委員会の定数は7人で、任期は2年です。

特別委員会

特別委員会は、市民生活上、あるいは政治上、特に重要であるとか、2つ以上の常任委員会の所管にまたがり、委員会の連合審査では所期の目的が達せられないような特定の事件の審査や調査をするため、必要に応じて議会の議決によって設置されます。特別委員会は、議会から付託された事件についてのみ審査・調査を行う能力を持ち、審査・調査が終了すれば消滅します。

男鹿市の特別委員会

  • 議会広報特別委員会
  • 予算特別委員会
  • 決算特別委員会

本会議の傍聴

 傍聴は、議会活動に触れる最も身近な方法です。本会議では、市長の議案説明、一般質問、委員会審議の報告、質疑、討論、採決などが行われます。
議会事務局で傍聴券の交付を受ければ、どなたでも傍聴することができますが、定員はおおよそ50人です。
詳しくは議会事務局までお問い合わせください。

市議会への請願・陳情

 市民の皆さんが、市政について要望や意見があるときは、議会に請願や陳情を提出することができます。議員の紹介のあるものを請願、議員の紹介のないものを陳情と呼んでいます。
提出された請願・陳情は、一定の手続を経て所管の常任委員会において審査されます。請願については、本会議で表決され、採択された請願は市政に反映されるよう執行機関に伝えられます。
詳しくは議会事務局までお問い合わせください。

議会事務局

 市議会の仕事を円滑に進めるため、議会に事務局を置いています。現在4人の職員で、本会議、委員会の事務や会議の内容をまとめた「会議録」、議会の動きをみなさまにお伝えする「市議会だより」などを発行したり、そのほか議会運営の処理にあたっています。
市議会のことについて、おたずねごと、ご意見等がありましたら、議会事務局までご連絡ください。

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局 議事総務班
電話番号:0185-24-9150
ファックス:0185-23-2130
〒010-0595
秋田県男鹿市船川港船川字泉台66-1
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