地獄極楽図

更新日:2021年08月05日

柳の木の下に倒れている人、白装束で茣蓙のようなものをかぶせられている人、草むらに倒れこんでいる人などが描かれた地獄の絵の写真
遊郭のような建物と大きな松の木の傍に集まった人々、雲に乗って極楽へ導かれる人々の絵の写真
地獄極楽図について

名称

地獄極楽図

所在地

男鹿市船越字船越301(善昌寺)

種別

有形文化財(絵画)

指定年月日

平成16年3月24日 市指定文化財

 地獄図は仏教経典に説かれる地獄の様子を描く図です。地獄とは、現世に悪業をなしたものが死後に苦果を受ける所をいい、八熱、八寒、孤独などの地獄があります。そしてここは閻魔大王が主宰し、鬼類が罪人を苛責します。天国は阿弥陀如来の浄土であり、まったく苦しみのない安楽の世界で、これらの世界を絵図に描いたのが「地獄極楽図」です。この図は人々の死後、地獄へ行き、様々な責め苦を受けるが、阿弥陀仏や地蔵の力により極楽へ救済されていくことを表現したものです。この図は延享三年(1746年)の制作されたもので、毎年1月15日の夜に掛け、16日の1日だけ公開しています。、市内唯一のものであり、絵画としても貴重であると同時に、この絵を通して子供や大人たちに人間らしい心を身につけさせようとした、教育的な役目も持ち合わせています。

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