女川の菖蒲たたき行事

更新日:2021年08月05日

編み込まれた縄のようなものを、顔の前に持ち上げている男の子の写真
編み込まれた縄のようなものをもって、かかとを地面につけたまましゃがむ姿勢をとる男の子たちの後ろ姿の写真
女川の菖蒲たたき行事について

名称

女川の菖蒲たたき行事

所在地

男鹿市船川港女川

種別

民俗文化財(無形民俗文化財)

指定年月日

平成23年3月25日 市指定文化財

 

 旧暦5月4日の夕方に中学生までの男子によって行われる年中行事で、邪気・悪霊・厄払い・縁起が良いなどの意味があります。

 午後6時頃、男の子達がたたき棒という縄で固く巻いた棒を持って集合し、訪問した家に着くと、「若い菖蒲いいですか」と挨拶した後に「5月4日の若い菖蒲、ダヤーチャアダテモ(誰にあたっても)、ドンガナシ(責められない)」と叫び、「一つ、二つ、三つ…十、おまけに一つ」と合計11回玄関先の地面を思いっきりたたき棒で叩きます。家人からご祝儀をもらい次の家へと向かいます。

 全戸回り終えると出発地点に戻り、最上級生がご祝儀を集計して分配します。菖蒲たたき行事は、かつては北浦地区や脇本地区・五里合地区などでも行われていましたが、現在では女川部落のみで行われており、秋田県内でも当市のほか2地域のみでしか行われていない貴重な年中行事です。

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ課 文化ジオパーク推進班
電話番号:0185-24-9103(文化財)
電話番号:0185-24-9104(ジオパーク)
ファックス:0185-24-9200
〒010-0595
秋田県男鹿市船川港船川字泉台66-1
(文化財)メールフォームによるお問い合わせ
(ジオパーク)メールフォームによるお問い合わせ