移住者インタビュー男鹿入門02

更新日:2021年06月02日

2人の子供を男鹿に育ててもらいました

男鹿市飲食店 おがんしゃ 入り口
男鹿市飲食店 おがんしゃ入り口にある石

西村 かほる (にしむら かほる) さん

秋田県秋田市出身

 

令和2年の夏に船川港増川で「食事処おがんしゃ」を開店。
店名には「男鹿」に「感謝」したいという想いが込められている。
現在(2021年5月時点)は土日のみ11時30分~14時の営業で、地元の方や観光客に愛されながら男鹿の海の幸などをふるまうお食事処。

 

お食事処 おがんしゃ

 

〒010-0522
秋田県男鹿市船川港増川字惣屋布28-2 
男鹿南線 増川バス停目の前
電話番号:0185-44-1090

営業時間:土曜日・日曜日 11時30分から14時まで
※予約をお勧めします。
※17時30分以降は事前予約で営業可能です。
駐車場有(最大6台)

 

男鹿市飲食店おがんしゃの海宝丼

男鹿の魚介がたっぷり
「海宝丼」

男鹿市飲食店おがんしゃのローストビーフプレート

秋田錦牛を使用した自家製
「ローストビーフプレート」

Q.いつから男鹿市民になりましたか?

2020年5月からです。

 

Q.ご出身と、男鹿市に移住した経緯を教えてください。

出身は秋田県秋田市です。
次男がなまはげ太鼓に魅せられて、秋田県立男鹿海洋高等学校に進学し、その年に高校のPTAのバレーボール大会がありました。それに夫婦で参加した時に、先生やOBの方、PTAの方々とお話しする機会があり仲良くなりました。

その後、長男が漁師になることを熱望していた時も、海洋高校で出会ったOBの三浦幹夫先生を思い出し、 「男鹿にこういった先生がいるよ」と話をしたところ、息子が「会ってみたい」と言い、2人を会わせると意気投合!
その時、先生が漁師になる為に必要な事を教えてくれたり、県の研修などを手配してくださりました。

 

秋田県男鹿市船川港増川の浜辺
秋田県男鹿市船川港増川の海

 

秋田市内から海洋高校への進学はたくさん不安はありましたが、先生方やPTA役員の皆様には本当に暖かく受け入れていただき大変良くしてもらいました。 2人の息子を男鹿に育ててもらったなと思っています。

 

感謝の気持ちを伝えたい!

私たちに何かできることはないか、何かお礼できることはないかと考えていました。
そんな時に、男鹿に移住した木工教室の三浦豊先生から、解体する家が近くにあるのでそこで料理屋をやらないかと声をかけていただいたんです。

実際に男鹿市の増川を訪れて周辺の景色を見ると、ここは最高だ!と思いましたね。
長男は船川から出航する船に乗っているし、次男も和太鼓愛好会に所属して、なまはげ太鼓を続けているので、男鹿に家があったらいいよねという話になり、移住を決意しました。

 

男鹿に来てから

Q.男鹿のお気に入りスポットはどこですか?

おがんしゃの目の前に広がる増川のビーチですね。
海を眺めながらビールを飲むのが最高です。

 

Q.男鹿のお気に入りの食べ物はなんですか?

やっぱり海鮮、魚ですね。
とれたての新鮮なものばかり!
男鹿で車海老が獲れるのはびっくりしましたね。
スーパーで見ることのなかった魚がたくさんあり、男鹿の道の駅で買うと値段もお手頃です。

 

Q.西村さんにとって男鹿とは?

男鹿は私たちの第二の人生のスタート地であり、食材や自然など沢山の魅力があると思います。
秋田市出身で何度か来たことがあっても、知らないことばかりでした。
なまはげ行事など伝統があることの素晴らしさも、年を重ねてからわかるようになり毎日を楽しく過ごせる場所だと思っています。

 

男鹿市飲食店 おがんしゃ内装
男鹿市飲食店おがんしゃ内装

Q.今後の展望を教えてください。

観光客の皆さんに男鹿の食材、美味しいものをいっぱい食べてもらいたいですね。
もっと身近で貝や魚を食べさせてあげたいし、実際にそこで調理したものを食べさせてあげたいです。

あとは、地域でイベントもたくさん開催していきたいですね。
海も山もあるので、魚・野菜・木工関係なんでもいいので、いろんなものを作ったり、山菜を使った男鹿ならではのレシピを教えたり、 魚の調理の仕方など実践して食べてもらうイベントなどをやってみたいです。

 

男鹿市飲食店おがんしゃ看板
男鹿市飲食店おがんしゃ入り口のテラス

 

今はこのご時世でイベントがなかなかできないですが、ここ増川地区の盆踊りを復活させたいなと思ったり、昔やっていた伝統的な事を引っ張り出してというか、まずはにぎやかに地域の人が楽しんでいる事が大切だと思います。

 

介護士じゃなくて会話士になりたい。

ここのお店のオープンの時になまはげ太鼓をやりました。
地域の集まりの後に近所の皆さんが寄ってくれ、皆さん喜んでくれました。

お年寄りになると遠くになかなか出歩けなくなるじゃないですか。
見たくていろんなところに行けないし、でも近所でそういう行事があると、押し車をおしながら来て『見れてよかった』といって喜んでくれて 嬉しかったです。

地域の人たちをもっと元気にというか、会話させてあげたいなって思います。

 

男鹿市飲食店おがんしゃ入り口のなまはげの面

 

介護士じゃなくて会話士というか、うちの母親もそうですけど、子供たちと話す母をみていて思う時があります。介護することは体のケアですが、やっぱり中からくるものというか、会話をしてあげれば元気になるなって。

この辺りも一人暮らしのおばあちゃん達もいるから、そういう会話ができるだけでおばあちゃん達の何よりの薬になると思います。

おばあちゃん達に畑作業が終わった後にでもよってもらい 「お茶っこ飲んでって」と、お茶を飲んでおしゃべりして、 将来、そういうお茶っこサロンがやりたいなと思っています。
私はその時におばあちゃん達の知恵袋をもらったりして(笑)
そういう楽しみ方をしていきたいですね。

 

男鹿市飲食店おがんしゃ外観

男鹿に移住を考えている人へメッセージ

秋田の人は口数が少ないから、言葉ではなかなか伝えられていない部分もあるかもしれないですが、温かみがあって、おもてなしをしたいと思う人はいっぱいいると思いますよ。
そんな人たちとも会って接してほしいですし、男鹿には美味しいものがたくさんあるので一緒に食べて飲みましょう!

 

この記事に関するお問い合わせ先

企画政策課 移住定住促進班
電話番号:0185-24-9122
ファックス:0185-23-2922
〒010-0595
秋田県男鹿市船川港船川字泉台66-1
メールフォームによるお問い合わせ