全国防災・危機管理トップセミナーに参加しました。「災害時にトップがなすべきこと」から感じたことをお伝えします。 1『命を守ることを最優先し避難勧告を躊躇(ちゅうちょ)してはならない。』 「空振り」を恐れて「見逃し」は許されません。空振りで良かったと思える住民意識の醸成が求められます。 避難には、避難所に逃げる「水平避難」と高い所に逃げる「垂直避難」があり、どちらが助かる確率が高いか自ら判断しなければなりません。市が個々に応じた避難情報の提供をすることは不可能です。「いつ、どこに逃げるのか」を日ごろの訓練から考えておいてください。 2『人は逃げないものであることを知っておくこと。』 人間の心には、自分に迫りくる危険を過小に評価して、心の平穏を保とうとする強い働きがあり「正常化の偏見」と言います。 「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」の発令順序や意味を良く理解して行動を起こしてください。 3『ボランティアセンターをすぐに立ち上げること。』 ボランティアは単なる労働ではなく、ボランティアが入ってくることで勇気づけられ、町が明るくなると言われます。ボランティアを受け入れるには、指示する体制が整っていなければならないと言われますが、こうした一面があることを気付かされました。 また災害後、被災住民にとって一番つらいのは、世間から忘れ去られることであります。 世の中の関心は新しい災害に向かいます。そうした中、バラの花が届けられたことで被災された人々の表情に明るさが戻ったという事例を聞き、寄り添う心の大切さを改めて感じました。 9月1日は防災の日、1月17日は防災とボランティアの日、11月5日は津波防災の日です。非常事態に対応するため、日常の体制を即非日常の体制に切り換えられるよう、日ごろからの備えに努めましょう。
|
|
日 程 | 内 容 |
---|---|
1日(火)~2日(水) |
社会を明るくする運動 |
8日(火) |
石油基地自治体協議会総会(東京都) |
12日(土) | 海難救助訓練大会(由利本荘市) |
13日(日) | 若美地区一斉道路清掃 |
17日(木) |
北日本地区漁港漁場協議会(山形県鶴岡市) |
18日(金) |
みなとオアシス全国協議会(広島県尾道市) |
21日(月) |
みなとオアシス船川海の日記念行事 |
24日(木) |
リッチセミナー in 東京(東京都) |
31日(木) | 港湾都市協議会総会(愛知県豊橋市) |