市長だより 平成26年11月

     

    

 全国都市問題会議に参加しました。テーマは「都市と新たなコミュニティ」です。

 地縁型のコミュニティである町内会・自治会は、世帯会員制や自動加入文化の危機と言われ、加盟する動機付けが必要です。

 東日本大震災で、これまでの小学生への防災教育が「釜石の奇跡」と言われ話題となった、群馬大学大学院片田敏孝教授が「地域防災・防災教育でコミュニティの再生を」と語ったことを紹介します。

 災害は、その地域に住む人すべてに共通した敵であり、それに皆で向かい合って難を乗り切ることが地域防災の本質です。地域は運命共同体として、災害に対し自発的に行動することが、コミュニティ維持の必然性でした。

 しかし伊勢湾台風を契機に制定された災害対策基本法以降、防災はハード対策を中心に行政主導で行われることになりました。このことは住民の災害対応力の低下と、防災に関する行政依存を高めることにつながりました。これは地域防災の観点でコミュニティ維持の必要性を低下させることとなります。

 片田教授は、防災教育は子どもを育む大人たちの責任で、学校教育のみならず家庭や地域の環境であり、防災教育と地域防災は不可分なものと考えるべきとしています。大人たちが避難しない社会で、子どもたちだけが避難するはずがないからです。大人たちが襟を正す必要があります。

 防災教育を受けた子どもたちは、将来防災力の高い市民となります。地域が団結して災害に立ち向かう社会気運を高めることが、地域防災の向上と地域コミュニティの育成につながっていきます。

 防災講演会を実施しても、参加するのは防災意識の高い人ばかりで本来参加してほしい方々には、なかなか出席していただけないというのが地域コミュニティ活動の課題です。コミュニティづくりのため、参加者をどうやって増やすかは地道に働きかけるしかありません。

 地域で子どもを育てるという観点から、コミュニティづくりに皆で積極的に参加しましょう。 

 

 

 
 

市長の主な予定(11月)

日 程 内  容

3日(月)

国民文化祭閉会式(秋田市)

7日(金)

みちのく五大雪まつり総会
 8日(土) 市体育協会60周年記念式典
12日(水)~13日(木) 全国市長会(東京都)

14日(金)

民生児童委員全員研修大会

16日(日)

秋田船方節全国大会

17日(月)

秋田県観光連盟理事会(秋田市)