市長だより 平成29年4月

 広報3月号に引き続き、私の8年を振り返ってみます。
 2回目は、環境対策、防災対策、観光振興の3点についてです。

 
【環境対策について】

 平成25年9月に、本市は経済産業省から「男鹿市次世代エネルギーパーク」への認定を受けました。「環境」を大きなテーマとしている本市にとって、地域の特性をいかした再生可能エネルギーによる発電はこれからの成長産業と位置付けられます。

 風力発電施設や太陽光発電施設の進出に加え、再生可能エネルギー発電という経済分野で、地域で絶対必要とされる電力を地場で生産することで経済効果が上がるとされています。発電事業や新たなエネルギー開発を男鹿創生の追い風のひとつとしていきます。 

 食品ロスを減らすため、宴会開始後の30分間は自席で料理を食べ、終了前の10分間は席に戻って料理を食べるという、食べ残しをなくすよう呼び掛ける「30・10(さんまるいちまる)」運動を広げたいものです。食べ物がもったいないというだけではなく、消費者にとっては無駄な支出を減らすことにつながります。市全体のごみの排出量を減らすことが期待されることから、この運動を実践していきます。持続可能な社会環境も、まずは各自ができる30・10運動を実行し、結果を出してみましょう。

 

【防災対策について】

 東日本大震災の教訓を踏まえ、災害の規模が大きくなればなるほど「公助」は頼りにならず、地域が団結して災害に立ち向かう「共助」が重要となることから、全町内会への自主防災組織を設置しました。2つの町内会が、自主防災組織設立時から自発的な訓練を行ったことが評価され、秋田県優良自主防災組織表彰を受けております。

 また、新たな「津波ハザードマップ」を作成し、全戸配布を行ったほか、津波避難路や難場所等表示看板の整備を実施しました。児童生徒の安全確保を最優先に、防災拠点となる市庁舎、小中学校等、全ての公共施設での耐震化に取り組みました。

 さらに、地域防災力の強化のため、携帯無線機や投光器などの装備品の充実を図りました。

 自分たちの地域は自分たちで守るという意識を高め、災害に強い本市を築いていきたいものです。

 

【観光振興について】

 スポーツ合宿や北海道、台湾からの教育旅行、日本体育大学の集団行動などを誘致し、交流人口の増加による経済波及効果に一定の成果を挙げることができたものと思っております。また、船川港周辺施設の「みなとオアシス」への認定、船川港の「ポート・オブ・ザ・イヤー2011」受賞、船川港第一・第二船入場防波堤の「土木学会選奨土木遺産」認定は、港を核とする地域住民の交流促進へ繋げることができました。

 国では本年3月2日、「男鹿のナマハゲ」や鹿児島の「甑島のトシドン」などを含む10行事・11団体の「来訪神:仮面・仮装の神々」のユネスコ無形文化遺産への登録をめざし再提案を決めました。無形文化遺産登録は、「男鹿のナマハゲ」行事の継承に弾みがつくとともに、観光振興の推進など期待が高まります。

 男鹿駅周辺整備については、本年3月4日から赤と青のなまはげカラーの交流蓄電池電車が、男鹿駅と秋田駅間の運行が開始されました。複合観光施設が平成30年の開業に向けて動き出しています。本施設は、本市で初めてとなる「道の駅」として登録することを目指しています。「道の駅」ネットワークを活用することで、近隣市町村や県内外からの誘客が期待できます。現在、男鹿ならではの新たな名物料理や特産品開発に取り組んでおります。市民がひとつとなって、この男鹿駅周辺開発を男鹿の成功事例になるよう育てていきましょう。

 

 最後になりますが、市民の皆様や議員各位の市政へのご支援やご協力に心よりお礼を申し上げますとともに、男鹿の更なる発展をお祈りし、退任のごあいさつとさせていただきます。 

 ありがとうございました。