市長だより 平成28年10月

 生ゴミの減量を考えた時、参考となる事例がありました。

 30・10(さんまる・いちまる)運動と呼ばれているものです。宴会が始まる乾杯からの30分間と終了前の10分間を自分の席で出された料理をきちんと食べる時間としています。

 食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」を減らそうと6年前に長野県松本市長が、職員の懇親会に席を立ってお酌をして回ることを禁ずる時間帯を提案したものです。

 出された料理が宴会でそのまま残っているのを見るにつけ、子どもの頃好き嫌いを言わず全部感謝して頂くことを教えられてきましたので、何とももったいない、何とかならないかと思っていました。この話を聞いた時には「これだ」と思ったものです。

 松本市では、運動は市役所から民間企業へ広まっていきます。家庭版30・10運動も考案されました。毎月30日は食材を使い切る「冷蔵庫クリーンアップの日」、10日は「もったいないクッキングの日」として大根の皮やブロッコリーの茎、古いパンを使ったレシピが紹介されました。

 次代を担う子どもたちにも働きかけています。市の職員らが公立の保育園と幼稚園を訪ね、紙芝居やクイズで食べ物の大切さを伝えたと言います。園児らが家で父母に「もったいないよ」と言うまで運動が浸透し、反省した親たちが習慣を改めつつあるそうです。

 宴会での30・10運動は幹事が呼びかけ、習慣化する必要があります。料理を美味しく食べてもらうために、提供する側も料理を出す順番や時間帯を工夫することも求められます。

 生ごみの減量を進める上で、子どもたちを含む市民の意識を高めることが、市全体のごみの排出量を減らすことにつながります。ちなみに本市の一人当たりのゴミの排出量は、全県で最も多くなっています。

 持続可能な社会環境も、まずは各自ができる30・10運動を実行し、結果を出すことから始めましょう。

 

*参考資料 朝日新聞「天声人語」

       平成28年6月11日

 

 

 

市長の主な予定(10月)

日 程 内  容
2日(日)

豪風関県民栄誉賞受賞祝賀の集い(北秋田市)

秋田25市町村対抗駅伝ふるさとあきたラン!閉会式(大館市)

6日(木) 秋田県市長会定例会(能代市)
10日(月)~11日(火) 日本ジオパーク全国大会(静岡県)
15日(土)~16日(日)

春日井まつり(愛知県)

20日(木)

経済と暮らしを支える港づくり全国大会(東京都)

25日(火) 東北市長会総会(福島県)
26日(水) 秋田県後期高齢者医療広域連合議会(秋田市)
27日(木) 全国漁港漁場大会(東京都)
30日(日) 首都圏男鹿の会総会(東京都)