市長だより 5月

4月5日、東日本大震災被災地への救援物資発送にて、あいさつする渡部市長

 新年度に入りましたが、原発問題の復興への道筋が見えぬため重い空気が漂っているように思えます。

 復興に向けた経済の立て直しのための支援の中で、胸を打たれる事例もあります。がれきの撤去や道路整備に不可欠なブルドーザー、油圧シャベルなど約1千 台と、燃料を確保するためタンクローリー車も用意して、被災した岩手、宮城、福島、茨城に大移動させた建設機械メーカーの社長が「必要とされるところに必 要なものを届ける。それは売り上げや利益に優先する」と語ったとの記事がありました。企業の社会的責任という言葉の重さを改めて教えられた思いです。これ を聞いた社員は仕事を誇らしく思い、意識はどれだけ上がることでしょう。伸びる会社の企業文化を見た思いです。

 行政や民間企業で被災者のかたを特別枠で採用する動きも出ています。自立のために効果的であり、また生きがいともなります。こうした企業を応援するのも災害支援に結びつくと思います。

 男鹿市は、日本海中部地震の際、ご支援いただいた気仙沼市などに、今、必要とされているものをお聞きしたうえで、市民の皆さまからのお気持ちと一緒に救援物資をお届けしました。

 男鹿みなと市民病院からは災害医療救護チームが釜石市に、男鹿市企業局からは給水活動のため石巻市に応援に行っています。また、男鹿市職員は、避難所運 営などで多賀城市に行っています。二人一組ですが、一人は研修の一環として新入職員としました。新入職員辞令交付式で、この震災時の自治体職員の活動が住 民福祉の原点であると話しました。

 非常時に何を優先すべきか、全体のバランスをどうするのか、現地で考え、感じ取りこれからの業務に生かしてもらいたいと思います。

 復興の動きが見られるものの、日本全体に自粛ムードが広がっています。行き過ぎた自粛によるイベントなどの中止は、地域から活力をうばってしまいます。 男鹿市は被災された方々のことを思い、節度を持って「日常」に戻るだけでなく、支援できるだけ元気にならねばなりません。船川港築港百年の記念行事は、参 加することが復興支援につながるような工夫をして実施していきます。

 人に優しくなるためには、己を強くしていかなければなりません。経済活動を活性化させることが「がんばろう日本」のエネルギーです。

 厳しい環境をバネにして、新しい発想で男鹿市から東北を盛り上げるよう行動し続けましょう。

市長の主な予定(5月)

日 程 内  容 場  所
9日(月) 秋田国道協議会通常総会 秋田市
秋田県市町村総合事務組合議会臨時会 秋田市
11日(水) インターハイ市実行委員会総会 市役所
15日(日) 「ブッダ-赤い砂漠よ!美しく-」上映会 市民文化会館
18日(水) 日本港湾協会通常総会 佐賀県
20日(金) 東北市長会総会 宮城県
23日(月) ジオパーク公開プレゼンテーション 千葉県
26日(木) 市防災訓練 五里合
28日(土) 北前船寄港地フォーラムin鯵ヶ沢・深浦 青森県