市長だより 平成22年5月

「秋田新生会議」発会記念で講演した山田宏東京都杉並区長と話をする機会がありました。

区長就任時に約942億円あった区の負債を「原則を決めたら例外なしに一気に」改革を進めることで約170億円まで削減した実績が示され、手法として予算と職員数の縮減、業務の民間委託、17出張所の廃止などが紹介されました。

「地域自治は可能だ」という演題でしたが、話を聞いていると単に杉並区の財政を健全化したという成功例だけではありませんでした。これは自治体を経営する「経営哲学」だと気が付いたのです。

山田区長は松下政経塾の第2期塾生で松下幸之助氏から直接薫陶(くんとう)を受けた方です。物事の判断基準は「正しい人間の生き方かどうか」です。松下氏 は「目先のことだけ、自分のことだけを得か損かで判断するから必ず行き詰まる」と、「人としての道」を説かれたそうです。

行政も民間企業も経営の根底は心のありさまで、正しい道と信じたからこそ思い切った改革も実行でき、それが良い結果をもたらしたのだと思います。

男鹿市は地域に根ざした伝統文化・生活様式を掘り起こすべきと考えていますが、山田区長は「地方、農業、教育」は日本の活力の源泉であり、これらの再生なくして日本の再生はないと述べていました。

秋田県男鹿市と東京都杉並区では環境が違うとは言っていられません。男鹿市が元気になり成長モデルになるという強い思いが必要です。

新年度、最初の庁内打ち合わせで次の3点を申し合わせました。(1)前例踏襲をやめ業務の目的・効果を検証すること。(2)業務の期限と実現までの工程 を明確にすること。(3)行政コストを意識すること。ごくごく当たり前のことですが、愚直と言われるほど徹底したいと思います。動いて結果を検証してこそ 次の段階に進めます。考えながら走り、走りながら考え続けて、その結果を健全な自治体経営・男鹿版モデルとして発信したいものです。

黄色い帽子・防犯ブザー贈呈式より

男鹿市・潟上市・大潟村ジオパーク推進協議会より

市長の主な予定(5月)

日 程 内  容 場  所
6日(木) 男鹿駅伝実行委員会 男鹿市役所
7日(金) 市緑化推進委員会 男鹿市役所
10日(月) 国際教養大学との協定書調印式 男鹿市役所
14日(金) 東北市長会総会 仙台市
16日(日) 市招待ラグビー大会 市陸上競技場
17日(月) 県・市町村協働政策会議 秋田市
18日(火) 東北地区港湾整備促進協議会総会 酒田市
23日(日) 秋田新生会議おが発会記念シンポジウム ハートピア
25日(火) 奨学審議委員会 男鹿市役所
秋田船方節実行委員会総会 男鹿市役所
26日(水) 市防災訓練 戸賀地区
27日(木) 全国漁港漁場協会総会 東京都
29日(土) 第7回北前船寄港地フォーラムin青森 青森市